お片付けは何歳から?
子供は「お片付け」って何歳からできるようになるものでしょう?
子供が小さいと、リビングにおもちゃが散乱しがちですよね。
親が片付けても片付けても追いつかない。
毎日のことだと親としてもたいへんです。
自分で片付けまでやってくれると、本当は助かりますよね。
お片付けは日々の習慣にもよるので個人差は出やすいでしょうが、
2歳後半くらいからそれなりのお片付けができはじめます。
以下、これらの根拠を。
「お片付け」の定義
「お片付け」って具体的にどのようなことを指すのでしょう?
「お片付け」とは「物を元あった場所に戻す」行為ですね。
「元あった場所に戻す」ということは、「何がどこにあるか」をわかっていないといけないですね。
「本は本棚」「おもちゃはおもちゃ箱」といった具合です。
当然ながら、
子供が届かないくらい高いところや持てないほど重い物をお片付けさせる必要はありません。
「自分で出した物を元あった場所へ戻す」
これが習慣化して自立してくれるとずいぶん助かりますよね。
今日は「自分で出した2~3種類の物をそれぞれの場所に戻す」というごく簡単なお片付けを想定して考えていきましょう。
物を分類して収納する
「自分で出した2~3種類の物をそれぞれの場所に戻す」というお片付けにはいくつか必要な能力があります。
まずは何をどこに入れたらいいのかという分類ができる能力。
そして多くの場合、「お片付け」は1個の物を入れたらおしまいではないでしょう。
お片付けは複数の物を扱うことが考えられます。
このように考えると、
反復作業を集中できる能力も必要になってきますね。
これらは何歳くらいに身につくものなのでしょう?
子供の発達をみる検査でLCスケールというものがあります。
これを参考にすると、
10個ずつある2種類の物を分類する能力は2歳後半~3歳前半以降に身につく能力であることがわかります。
このことから、
「本は本棚」「おもちゃはおもちゃ箱」といった物を分類する反復作業は2歳後半~3歳前半以降に身につくのではと考えられます。
まとめ
以上のことからまとめです。
子供が「お片付け」をできるのは何歳くらいからなのでしょう?
「お片付け」というのは定義があいまいで、捉え方にとって難しくも簡単でもあります。
今回は「本は本棚」「おもちゃはおもちゃ箱」といった、
「自分で出した2~3種類の物をそれぞれの場所に戻す」というお片付けを想定してみましょう。
この場合、「お片付け」に必要なことは「分類ができる能力」と「反復作業を集中できる能力」です。
これらを想定すると、
ごく簡単なお片付けは2歳後半~3歳前半以降に身につくのではと考えられます。
しかしながら、「お片付け」というのは「わかる」とか「できる」以前に習慣が大きく影響するものです。
まずは親が手伝ったり手本を見せたり、親から行動を起こすことが大切です。