バーベキューは何歳から?
子供とバーベキューに行く場合、何歳頃からが妥当なのでしょうか?
目安としては
- 早くて1歳半以降
- 料理を楽しむ幅も広がってくるのが3歳以降
- さらに飲食の幅が広がるのが6歳以降
- 一緒に料理をしたり活動に参加しやすくなるのは8歳以降
と考えられます。
このように、子供をバーベキューに連れて行くなら1歳後半くらいからなら可能ですが、小学校半ばくらいになると手伝いなども含めて活動が充実してくるでしょう。
バーベキューに行く上で必要なこと
子供をバーベキューに連れて行っても差し支えないかは、その内容によって大きく異なるでしょう。
どんな気候の日にどんな場所に行くのか。
現地で何をして、何を食べるのか。
料理や器具の準備を手伝ってもらうのかもらわないのか。
ただ子供を穏やかな気候の日に屋外に連れて行くだけであれば、哺乳瓶とミルクを持って0歳から可能でしょう。
しかし本当の意味で「バーベキューに参加する」ということを考えた場合、バーベキューで作った物を食べる「食事の参加」と、火を起こしたり周囲の公園で遊ぶ「活動の参加」があると考えられます。
これらを念頭に考えていきます。
バーベキューの対象年齢
バーベキューで食事ができる時期
バーベキューで一緒に食事をする場合、子供の離乳食が完了していることが必要になります。
一般的に離乳食は1歳半頃に完了すると考えられています。
また、バーベキューのメインの食材の1つは牛肉ですが、牛肉も幼い子供には食べ始め時期を考えさせられる食材です。
厚生労働省の離乳食のガイドラインによると、
赤身の肉を食べさせ始める時期は9~11カ月頃とされています。
そして約54%の家庭が子供が12~15カ月時点で牛肉を食べさせたことがあるそうです。
つまり約半数の家庭が「焼いた牛肉」を1歳過ぎのお子さんにあげたことがわかります。
このように、離乳食が完了した1歳後半以降であれば、焼いた牛肉を食べることは差支えがないと考えられます。
さらに牛肉はある程度の硬さがありますから、子供には噛む力、咀嚼能力がある程度備わっていてほしいものです。
子供の咀嚼能力は3~6歳頃に習熟していきます。
もちろんこの時点で大人とまったく同じ咀嚼能力というわけではありませんが、6歳前後になると噛むことができる食材の幅も広がってくるでしょう。
バーベキューを手伝える年齢
バーベキューは火を扱う活動です。
こういったリスクに気を付けつつも、一緒に肉を焼いたり器具を扱ったりすることができれば家族でいい経験になるでしょう。
一般的な発達において、子供はそれが「熱い」とわかっていれば1歳前後からでも意図的に触らないよう注意することができます。
しかし実生活では「うっかり」していたり、「他のことに集中していたり」してついつい事故や失敗をしてしまうものです。
そのため幼い子供にはあまりバーベキュー器具を扱わせないほうが無難です。
しかしながら子供の生活習慣に着目した検査であるS-M社会生活能力検査によると、8歳半~10歳半ば以降は、コンロでお湯を沸かすといった火を使った生活スキルもある程度こなせることが示唆されています。
このように、小学生半ばくらいからはバーベキューの作業を一緒にやることも可能かもしれません。
参考資料
『授乳・離乳の支援ガイド(2007)』(厚生労働省)2020年7月25日検索