シャボン玉はいつから?何歳から?
子供がシャボン玉をできるのは何歳頃からなのでしょうか?
個人差はありますが、子供がシャボン玉をできるのは3歳頃からと考えられます。
解説
シャボン玉を吹くこと
シャボン玉はシャボン液をつけた細管(ストローなど)を吹くことで、球体の泡を空中に飛ばすことができます。
つまりシャボン玉は息を吹くことでできる遊びであり、口の動きや息の強弱を学べる遊びでもあります。
一方で、シャボン玉は石鹸水などを用いることから、誤飲などに気をつけて遊ぶ必要があります。
また誤飲しなくても、シャボン液をこぼしてしまったりすれば保育や育児の現場では好ましくないでしょう。
以上より、子供がシャボン玉をできるためには適切な呼気のコントロールと、道具を適切に扱える理解力・手先の力が必要になります。
シャボン玉を吹くことと子供の発達
子供の発達を客観的に見る方法の1つとして、ポーテージ早期教育プログラムというものがあります。
子供の発達の目標を年齢別・段階別に見ることができる評価・訓練方法の1つです。
これによると、息を吹く長さを調整しラッパなどを吹くことは、1歳ないし2歳頃の発達課題に位置付けられています。
つまり2歳頃には(簡単なものであれば)息を吹くことでできる遊びができはじめることが予想できます。
加えて、言語能力や運動能力といった機能的な力だけでなく、生活習慣に着目した項目が豊富なS-M社会生活能力検査というものがあります。
これによると、3歳半ば頃には(牛乳をコップに注ぐなど)液体の扱いが徐々に身に付いてくる様子がうかがえます。
定型発達を踏まえたシャボン玉遊び
以上より、3歳半ば頃からであれば、シャボン玉を使ってある程度遊ぶことができるのではないかと考えられます。
また子供によっては2歳台でもシャボン玉を吹くこと自体はできるかもしれません。しかし誤飲や液体の扱いについてより注意が必要でしょう。
シャボン玉を行う際は、「大きくしてみようか」「小さいシャボン玉をたくさん出してみようか」など、目的を持って行うと(遊びにとどまらず)より子供の成長を促す活動となっていくでしょう。