夏はお盆や夏休みなど、何かとレジャーが楽しい季節です。
一方で日差しも強く、日焼けが気になる季節。
美容や健康に気を遣う大人だけでなく、子供の肌も心配です。
日焼け止めって、何歳から使っていいものなのでしょう?
今日は子供の紫外線対策について考えます。
日焼け止めは何歳から?
日焼け止めは1歳前後くらいから、低刺激のものであれば使用できます。
大人と同じ日焼け止めは、種類にもよりますがおおむね6歳以降から使用可能です。
以下、詳しく見ていきます。
年齢別、使っていい日焼け止め
一昔前は「小麦色の肌」と表現されたりと、日焼けすることは健康的な証拠と考えられていましたね。
近年はどうなのでしょう?
WHO(世界保健機関)や環境省、皮膚医学などのサイトを見てみると、
紫外線対策はしたほうがいいという方針が有力のようです。
では、具体的には何歳頃から紫外線対策は行うべきなのでしょう?
日本臨床皮膚科医会および日本小児皮膚科学会は、
保育所・幼稚園での集団生活において日焼け止めを適宜使用することを推奨しています。
つまり、少なくとも3歳以降は日焼け止めは活用していいことが予想されますね。
もう少し踏み込んで、赤ちゃんのことはどうでしょう?
化粧品メーカーとして大手の資生堂のホームページを見てみます。
子供に日焼け止めを使用する場合、
生後28日以降~1歳未満の場合は、敏感肌用の日焼け止めを使用することを推奨しています。
さらに、1歳以降は子供の用の日焼け止め。
6歳以降は大人用の日焼け止めを使ってもいいとされています。
子供に使う日焼け止めの選び方
一口に日焼け止めと言っても、その種類は様々ですね。
子供にはどんな日焼け止めを使ったらいいのでしょう?
日本臨床皮膚科医会および日本小児皮膚科学会では、
・SPF15 以上
・PA ++ ~ +++
・「無香料」および「無着色」の表示がある
上記のような日焼け止めを推奨しています。
ただし、強ければ強いほどいいというわけではないので注意。
ほどよいものを。
また、プールなどでは「耐水性」または「ウォータープルーフ」の表示がある日焼け止めを使用しましょう。
まとめ
以上からまとめです。
皮膚の健康の観点から、大人・子供に関わらずやはり適切な紫外線対策は行った方がいいです。
日焼け止めは生後28日以降から種類を選びながら使用できます。
生後28日~1歳未満は敏感肌用。
1歳~6歳未満は子供用。
6歳以降は大人と共有してもOKです。
日焼け止めは「SPF15 以上」、「PA ++ ~ +++」、「無香料および無着色のもの」が望ましいです。
ただし、SPFもPAも強すぎる物は避けましょう。
また、水遊びなどの際はウォータープルーフの物を。
その他の記事
参考資料
『紫外線 環境保健マニュアル 2015』(環境省)2018年7月21日検索
『知って、なるほど化粧品 正しい紫外線対策をしよう』(資生堂)2018年7月21日検索
『こどもの紫外線対策について』(日本小児皮膚科学会)2018年7月21日検索