育児は子供が何歳くらいで楽になる?
子供が小さいうちは、特に育児って大変ですよね。
育児って子供が何歳くらいになったら楽になってくるものなのでしょう?
当然、その時期その時期の大変さはあるでしょうし、何をもって「たいへんか」は人によっても違うでしょう。
あくまで1つの例を挙げるなら、発達心理学的な見解で考えると
育児は子供が4歳前後になるとずいぶん楽になるかもしれません。
以下、これらの根拠を。
子育てが楽になる子供の2つの発達
先述の通り、育児において何を「たいへん」とするか、どんな成長をもって「楽になった」ととるかは人によって違います。
ここでは便宜的に、
- コミュニケーションのとれやすさ
- 日常生活の自立
という2つの観点で考えてみましょう。
コミュニケーションのとれやすさ
例えば0歳の赤ちゃんは所構わず泣きますよね。
お母さんが「ちょっと待って」「今は少し寝かせて」そう言ってもお構いなしですよね。
これが1歳や2歳になって歩きだしたりしても、
「勝手に走って行かないで~」
「こぼすからお母さんが食べさせるまで待ってて~」
「ちょっと、それ危ないから触らないで~」
という具合に目が離せないですよね。
要するに、こっちの言うことを聞いてくれない。
幼い子供の育児の大変さは、
コミュニケーション(やりとり)が成立しないことが1つあるのではないでしょうか。
「待って」と言ったら待ってくれる。
「おもちゃ買うのはまた今度」と言ったらぐずらない。
コミュニケーションが成立すると育児は幾分楽になりそうな感じがしますね。
日常生活の自立
また、育児の大変さはやはり日常生活に関することで手がかかることもあるでしょう。
頻繁なオムツ替え
すぐにこぼす食事
「疲れた」と言って歩かない
小さいうちは何かと手がかかりますよね。
こういった日常生活を営む上での行動が自分できるようになってくれると子育ては幾分楽になりそうな感じがしますよね。
コミュニケーションと日常生活動作の発達
ではこういった「コミュニケーションの成立」や「日常生活の自立」は何歳頃からできるものなのでしょう?
当然ながら個人差はありますが、
「コミュニケーションの成立」や「日常生活の自立」は4歳前後くらいから顕著な変化が見られます。
例えば3歳ないし4歳くらいになるとずいぶんと親の指示を子供が聞いてくれるようになってきます。
「ダメ」と言ったら触らないし、「待って」といったら走らない。
この背景には子供の対人意識の発達があります。要するにコミュニケーション面の発達があるわけです。
さらに、
3歳ないし4歳頃にはオムツもはずれ、トイレで排便・排尿することがずいぶん安定してきます。
着替えなども自分でできるようになってきて、歯磨きや入浴も親の手伝いは必要でしょうが自分でやる習慣のついてくるでしょう。
まとめ
以上のように、
4歳前後になると子供はそれまでと比べるとずいぶんと手がかからなくなります。
だから「それまで頑張ろう」とか「だから4歳になっても手がかかるのはおかしい」とかそういう話ではありませんが。
あくまで雑学程度に捉えてもらえれば。