「人と違うこと」
発達障害に向けた言葉というわけではなくても、
「人と違うこと」や「個性を認めること」に関する著名人の名言は共感することが多々ありますよね。
今日はそういった名言です。
それぞれの個性についての名言
うさぎと亀の話があるでしょ。
うさぎと亀の話は嘘やな。
最後あれ亀に抜かれたけど、そういうこっちゃないであれ。
だってベクトルが違うもん。
ゴールが亀とうさぎがなんで一緒やねんっていう話でね。
ちょっと難しい話ですけど。
あれはゴールが亀もうさぎも同じ方向向かってての話であって、なんで同じとこがゴールやねん。(中略)
「松っちゃん遅れてるー」って言われたんですよ。
お前と同じ方向行ってへんっちゅうねん。「放送室 5」より引用
お笑い芸人、松本人志さんの名言。
広い海へ出てみよう
中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩(せんぱい)が3年になったとたん、無視されたこともありました。
突然のことで、わけはわかりませんでした。
でも、さかなの世界と似ていました。
たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。
中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。
ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。
でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。
大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。
外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう。さかなクン(朝日新聞2006年12月2日掲載)より引用
ある男の歩調が仲間の歩調と合わないのだとすれば、それは他の太鼓の音を聞いているからだろう。
人は自分に聞こえてくる音楽に合わせてすすめばいいのだ。
それがどんな旋律でも、いかに遠くから聞こえてこようと。ヘンリー・デイヴィット・ソロー(3週間続ければ一生が変わる)より引用