一人で寝るのは何歳から?
子供が一人で部屋で寝るのって何歳頃からなのでしょう?
これについては日々の習慣や家の間取りなどで異なるので、厳密に何歳からと決まる類いのものではないでしょう。
それでも目安をあげるなら、
4~5歳くらいからが「一人で寝てもいい」時期と考えられます。
以下、もう少し詳しく。
「一人で寝ること」と子供の発達
個人差はありますが、
おおむね1歳頃になると子供は歩き始め、2歳頃になると「ごはん たべる」などの2語文を話します。
このように、
幼児期の成長というのはある程度年齢や時期にリンクしています。
一方で、「一人で寝る」といった生活習慣は、家庭環境による影響が大きいので個人差が出やすいです。
つまり、
「一人で寝る」というのはあまり年齢にこだわるべきではない項目なわけです。
そのため、「一人で寝るのは○○歳」とはっきりとした目安やデータはなかなか見つかりません。
それでも関連した情報を調べると、
子供の正常発達を見る検査の1つに津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。
津守式によると、
一人で寝室に寝に行くのはおよそ4歳6カ月相当の発達とされています。
一人で寝るための生活習慣
このように、4歳半ばあるいは後半くらいになると、必ずしも親と一緒でなくても眠ければ自分から布団に行けそうですね。
さらに「一人で寝る」とは単に一人で寝るのではなく、就寝に関する生活習慣を自分でこなせることが本質的には大事ですよね。
津守式と類似した検査であるKIDS乳幼児発達スケールによると、
4歳11カ月頃には寝る前に自分からトイレに行く習慣をつけることが可能になってくるようです。
まとめ
子供にとって、親の愛情を受けて育つというのはとても大切なことです。
「一人で寝る」という生活習慣は大切ではありますが、無理にすすめるものではありません。
幼稚園や保育園、小児科医師やその他の専門家いずれにおいても、
言葉が出ているか
洋服のボタンが止められるか
自分からトイレに行けるか
そういったことはお子さんの成長の目安としてよく見ますが、
一人で子供部屋で寝れるか
といったことはあまり重要視しない人が多いです。
繰り返しになりますが、
子供、特に幼児期において大切なのは「何ができるか」より、愛情をたっぷり受けたゆえの安心感や人への興味、何かに挑戦してみようという自信があるかということです。
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