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子供は何歳くらいのことを覚えている?|最も幼い頃の記憶は何歳頃?

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何歳頃までのことを覚えてる?

0歳の頃の記憶ってないですよね。

人って何歳頃からの記憶があるのでしょう?

また幼い子と共に過ごす中で、
今日という日の記憶を、
子供が大人になったときに覚えているのでしょうか。

子供って何歳頃からの記憶が
残っているものなのでしょう?

個人差はありますが、
人が覚えている最も幼い頃の記憶は、
平均3~4歳頃と考えられています。

 
 
 

最初期記憶の年齢

一般的に、自分が生まれた瞬間のことは覚えていないものです。

自分が初めて話した言葉はなんだったのか。
初めて歩けたときどんな気持ちだったか。

あとから親に聞いた場合は別として、

こういった幼い記憶を自力で覚えている人はほぼいないでしょう。

このような幼い頃の記憶がない現象のことを
「幼児期健忘」と言います。

そして幼児期健忘が終わる時期、つまり
自分が覚えている最も幼い頃の記憶を「最初期記憶」と言います。

甲南女子大学の論文やそのほか最初期記憶に関する論文を参考にすると、

最初期記憶の平均年齢は3~4歳頃と考えられています。

 
 
 

人がよく覚えている最初期記憶

人が覚えている幼い頃の記憶には、傾向があるようです。

最初期記憶の内容には傾向があり、
以下の5つがよく挙がります。

  • 個人的な経験や感情
    (失敗や成功体験、怪我や病気の記憶など)
  • 家族に関した記憶
    (兄弟の誕生や病気、親のしつけなど)
  • 近所の人間関係
    (引っ越し、火事、地域活動など
  • 学校のこと
    (好きな活動、叱られたことなど
  • レクリエーションに関すること
    (パーティーや旅行、帰省や親戚宅への訪問など

いずれにおいても、
やはりその人の感情を大きく揺さぶるような経験が記憶に残りやすいようですね。

 
 
 

おわりに

子供の発達には個人差がありますから、
あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。

人が覚えている最も幼い頃の記憶は、
3~4歳頃の記憶であることが多いです。

次いで4~5歳の頃の記憶、
2~3歳、5~6歳と、

おおむね幼児期の記憶がその人が覚えている最も古い記憶になります。

 
 
 

補足記事

 
 
 

参考資料

『幼児期健忘と最初期記憶に関する研究の現在』(甲南女子大学 学術情報リポジトリ)2020年6月13日検索

『ノスタルジア喚起CMが広告認知と消費行動に及ぼす効果』(日本認知心理学会第6回大会 J-STAGE)2020年6月13日検索

『なつかしい音楽の時間的分布―なつかしさ喚起の規定因の検討』(日本心理学会第82回大会 J-STAGE)2020年6月13日検索

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