きかんしゃトーマスと言えば子供達に大人気ンキャラクターの1つですね。
ところでこのトーマス、対象年齢って何歳くらいなのでしょう?
何歳頃にハマって、何歳頃に「子供っぽい」って卒業するのでしょう?
今日は小児発達学を踏まえながらトーマスの対象年齢について考えます。
トーマスとひとくちに言ってもアニメやおもちゃといろいろありますね。
トーマスについていろいろ検索すると、アニメのトーマスは幼児向け番組であることがわかります。
さらにトイザラスをはじめとして、トーマスのおもちゃもだいたい幼児向き。
まあ、調べなくてもなんとなくわかることですが、
トーマスは幼児向けであることがこの時点で予想がつきます。
では、トーマスが幼児向けかどうか検証していきましょう。
まずはトーマスおよびトーマスのお友達(?)の配色。
普通の機関車と異なりトーマス達の配色は原色を使ったわかりやすい色ですね。
子供達にとって、形はもちろんですがこの色もどの機関車が好きになるかのポイントになってくるでしょう。
赤・青・黄・緑といった原色の名前がわかってくるのは3~4歳頃です。
このように考えると、普通の機関車よりも
きかんしゃトーマスは3~4歳の色に興味を持ちだした子にとって親しみやすいキャラクターであることがわかります。
続いてトーマスの形です。
丸い顔に煙突、四角い機関車の部分。割とシンプルな構成のデザインであることは一見してわかります。
アンパンマンよりは複雑ですが、仮面ライダーよりはシンプルと言えるでしょう。
さて、子供は成長と共により複雑な形を認識できるようになるわけです。
子供が最初のほうで認識できる形とは、やはりシンプルな形である○・△・□でしょう。
丸・三角・四角の形の認識はおおむね2~3歳頃です。
その後、六角形などの複雑な形の認識を3~4歳頃に習得し、
5~6歳頃に最も複雑な形である「文字」を認識し始めます。
これらを踏まえると、
丸や四角を認識したての頃は、よりシンプルなアンパンマンなどが親しみやすそうです。
一方で、年齢が5~6歳以降になってくると、今度は形の認識だけでなく戦闘シーンをはじめとしたストーリー性も興味をくすぐるでしょうから仮面ライダーや戦隊ヒーローものが親しみやすそうです。
このように考えると、
トーマスは3~4歳とその前後くらいがちょうど親しみやすいところなのではないでしょうか。
きかんしゃトーマスの忘れてはならない要素が乗り物ですね。
乗り物のおもちゃや遊びに興味を持ち始めるのは何歳頃なのでしょう?
個人差はあってしかるべきですが、
一般に乗り物遊びの興味は2~3歳頃から見られます。
これは2~3歳頃が自分が乗り物に乗ったり動かしたりするイメージ力や、おもちゃを動かしたりハンドルを動かしたりする手の器用さが伴ってきたことに由来します。
以上を踏まえてまとめです。
きかんしゃトーマスを認識し、興味をもって遊び、それが子供の成長の促しにもなるような時期は2~5歳頃と考えられます。
しかしながらトーマスはプラレール的な要素もありますので、扱うトーマスの種類によってはもっと上の年齢まで対応できることは多々あるでしょう。
また、基本的には子供は興味を持った物を思いっきり遊ぶのが一番。
対象年齢にこだわりすぎず、あくまで参考程度になれば幸いです。
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