迷路は何歳から?
迷路って何歳頃からできるものなのでしょう?
道をきちんと指や鉛筆で辿り、行き止まりがあったら引き返し、自分でスタートからゴールに着くことができる。
個人差はありますが、
迷路ができるのはおおむね4~5歳頃です。
「迷路ができる」とは?
「めいろができる」とは具体的にどういうことでしょう?
一口に迷路といっても、物によってその難易度は様々ですし、難しい物を見ていけばキリがありません。
そんな中、何を持って「迷路ができる」と考えるか。
迷路を行う上では、具体的には以下のような能力があれば基本の迷路は解けるのではないでしょうか。
道を指で辿っていくことができる。
行き止まりを理解し引き返すことができる。
思考錯誤しながらも、最終的にはゴールに辿り着ける。
以下、これらを念頭に迷路と子供の発達の関係について考えます。
迷路と子供の発達
子供の発達を見る検査に、認知・言語促進プログラム(NCプログラム)というものがあります。
こういった検査を参考にすると、
行き止まりが4~5か所程度あるような初歩的な迷路を解けるのは4~5歳頃とされています。
4~5歳というのは保育園・幼稚園の年少ないし年中さんに相当する時期ですね。
この頃には迷路の基本が理解可能であることが予想できます。
ちなみに、迷路というのはただ解ける解けないが重要ではなくて、
行きつ戻りつ最後までゴールを目指して取り組む諦めない力、「いつかゴールできる」という自信と見通し、絵に描かれた壁に沿ってイライラせずに指で辿る繊細さなど知識とは別の力が表れる遊びでもあります。
おわりに
以上のように、迷路は4~5歳くらいからある程度楽しめそうですね。
しかしながら、こういった遊びは経験の有無も影響するでしょうから、あくまで目安程度に。
子供の発達には個人差がありますから、1つの発達項目の年齢だけでその子の全体を語ることはできないものです。
あくまでその子自身のペースや興味を大切にしてあげましょう。