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バスや電車に一人で乗れるのは何歳から? 〜子供の生活の自立と発達〜

公開日:2020年3月27日


 
 

バスや電車に一人で乗れるのは何歳から?

子供が一人で、バスや電車に乗ることができるのは何歳頃からなのでしょう?

自分で切符などを買い、乗り物に乗り、所定の場所で降りる。
普段行ったことがある場所へ行く場合。降りる場所や手順をあらかじめ教えてもらっている場合で考えます。

個人差はありますが、
一人でバスや電車に乗れるのは7〜8歳頃からです。

 
 
 

交通機関の利用と子供の発達

子供の発達を見る検査に、津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。

子供の発達を全体的に見ることができる問診形式の検査です。

これによると、子供が電車の切符などを買うことができるのは7歳頃と考えられています。

また、S-M社会生活能力検査という、より生活習慣に着目した検査を見てみると、

子供が慣れた場所に、電車やバスを使って一人で行けるのは8歳半ば〜10歳半ば頃からと考えられているようです。

このように、
子供は早くて小学校低学年、もう少し無難だと3、4年生頃には、慣れた場所なら一人で電車に乗れるかもしれません。

 
 
 

子供が電車に乗れるようになるために

なんでもそうですが、子供の成長には段階を踏むことが大切です。

いきなり「電車に一人で乗ってみて」としても、子供も親も不安です。

まずは親子で一緒に電車やバスに乗り、そういった公共交通機関での楽しい思い出を作ることが大切です。

そして一緒に電車に乗る際、部分的に自立を促していきます。

具体的には切符を買うために小銭を入れてもらうとか、降りる場所を事前に教えて、その場所にきたら教えてもらうようにするなどです。

また近年は切符を現金で買うことは少ないかもしれませんね。
ICカードなどをホームでかざすことがほとんどかもしれません。

子供用のICカードを作って、子供自身はそのカードで改札を抜けてもらうようにしてもいい練習になるでしょう。

 
 
 

おわりに

子供の発達には個人差がありますから、あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。
実生活ではその子自身のペースを大切にしてあげましょう。

特に子供一人での外出は何かと危険も伴うので、自己責任の下で慎重に。

また、こういった自立の促しに関しては、子供が不安なら無理強いしないようにしてあげましょう。

たくさんの愛情と自信、安心感を持って子供が自ら挑戦しようとできる状況が大切です。

 
 
 

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参考資料

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