心理学

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目標達成の秘訣 〜計画の立て方と取り組み方〜効果があるものないのも

公開日:2020年3月26日


 
 

目標達成の秘訣

目標達成の秘訣は、
・段階に分けた小さく着実な計画を立てる
・自分の目標について人に話す
・目標達成したときに起こるいいことを考える
・途中経過の小さな目標を達成できたら自分にご褒美を出す
・目標の進捗状況を記録する

などです。

以下、もう少し詳しく。

 
 
 

目標達成の確率を上げること

心理学者のリチャード・ワイズマンは、目標達成のためにはどんなテクニックが必要かを調査しました。

禁煙やダイエット、新しいパートナーと出会うなど目標がある5千人以上の人を対象にしました。
そして目標達成のために何をして実際に目標達成できたかを調べました。

結果、上記のような方法をとった人はそうでない人より目標達成率が高かったそうです。

どんな目標も具体的に何をすればいいのかわかることは重要です。

そのため目標達成の途中経過となる小さな目標を設定します。

そしてそれがどのくらいできたのかという進捗状況を見えるかたちにします。
記録をとるということですね。

また、人間、どんなに決意しても意志が弱まるときがきます。
そういうときに逃げてしまわないよう、人に目標を宣言するなどして後には引けない状況を作っておきます。

また、目標達成という結果だけでなく過程も楽しめなければ努力は長続きしません。

達成したときのいいことを考えたり、ご褒美を自分にあげたりして楽しみます。

 
 
 

目標達成にあまり効果がないこと

一方で、先述の5つの項目と比べれば目標達成にあまり効果がない方法もわかりました。

その方法とは、
・成功者を思い浮かべてやる気を高める
・失敗した場合に起きる嫌なことを考える
・マイナス思考を頭から締め出す
・意志の力に頼る
・成功者になった素晴らしい自分の姿を想像する

だそうです。

 
 
 

おわりに

先述のワイズマンの調査によると、
目標を達成できた人は全体の10%程度だったそうです。

そしてその10%の人の多くは、冒頭のような目標達成のテクニックを使っていたそうです。

達成したい目標は人によって様々ですが、

大きな目標を小分けにして具体的に何をすればいいか、どこまで済んだのかを明確にする。

人に話したりなど、程よく自分を追い詰めて目標に取り組む環境を作る。

途中経過でご褒美を自分にあげるなど目標達成のプロセス自体を楽しめるよう工夫する。

こういったことが大切なようです。

つまり意志の力だけに頼る根性論では難しいということですね。

 
 
 

参考資料

-心理学
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