貯金は何歳から?
子供が自発的に貯金をしようとするのは何歳頃からなのでしょう?
お小遣いやお年玉。
もらったお金をあるだけ使ってしまうのではなくて、先のことを考えて貯めておく。
個人差はありますが、
貯金に興味を持ち始めるのはおおむね6歳頃からです。
お金を貯めるということ
そもそも人類ははじめは物々交換をしていました。
魚を持っている人が、魚を渡すかわりに肉をもらうといった具合です。
物々交換はシンプルですがいくつか欠点もあります。
その1つが、資産を保存できない点です。
今はお腹いっぱいで肉が欲しくなくても、手元にある魚は早く何かに交換しないと腐ってしまいます。
お金の便利な点の1つは貯めることができるということです。
そういう意味では、お金は使うだけでなく貯めることもできてはじめて意義を発揮します。
今はお金を使うべきか貯めるべきか。
貯めるならいくら貯めるべきか。
お小遣いを通して子供はいろんなことを学びます。
そして、
上手に貯金するにはどうしたらいいか。
欲しい物を買うためにはどう計画したらいいか。
お金の使い方を学ぶことで、子供の計画性や自制心を成長させるきっかけにもなります。
貯金と子供の発達
子供の成長には個人差があります。
特にお小遣いに関しては家庭方針もあるので一概には言えないでしょう。
しかしながら目安として、子供の発達を見る検査に津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。
上記によると、
お金を貯金することに興味を持ち始めるのは6歳0カ月頃の発達に相当するようです。
6歳頃とは保育園や幼稚園の年長さん、あるいは小学校1年生の時期に相当しますね。
6歳頃には貯金をすることについて家族で話してみてもいいのかもしれません。
おわりに
子供はおおむね6歳前後くらいから、ある程度の数字の足し引きができるようになります。
そして並行して物の値段などにも興味を持ち始めます。
こうしてお金という数字に対するイメージがついていき、お金を貯めるという行為についても意味を理解し始め興味を持っていきます。
貯金をするという行為は、計画性や自制心を育む良い練習になります。
あまり大金を渡すのはリスクがあるのでしょうが、
小額のお金あるいは子供銀行などのおもちゃで「自分の資産を管理する練習」をすることは有意義なのではないでしょうか。
最後になりますが、子供の発達には個人差があります。
あくまで参考程度に、その子自身の成長のペースを大切にしてもらえれば幸いです。
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