「ババ抜き」は何歳から?
子供が「ババ抜き」をできるのは何歳頃からでしょう?
トランプを使った遊びの代表格であるババ抜き。
個人差はありますが、
「ババ抜き」ができるのはおおむね6歳半頃です。
ゲームから見る子供の発達
子供は成長するにつれ、複雑なルールを理解することができるようになり、複雑な遊びをできるようになってきます。
トランプも様々な理解能力や成長があってはじめて遊ぶことができます。
トランプの絵柄を判断する能力はもちろんですが、
トランプなど「誰かとするゲーム」は、他者との相互性やお子さんの情緒の発達に注目してあげたいものです。
例えば順番にカードを引くという行為は、「自分ばっかり」じゃない、自分の順を待つ力が必要になります。
自分がババを持っていることがバレてはいけない。
だから相手が自分のババを引いてくれるかドキドキする。
こういったゲームの中での「ハラハラ」「ドキドキ」を感じることができる心。
そしてババ抜きには勝敗があります。
「勝ちたい」という気持ち、勝ったときの「嬉しい」気持ち。
負けたときの「悔しい」気持ち。
そして、負けても泣きわめくのではなくて「次は頑張ろう」と切り替えられる前向きな気持ち。
ババ抜きやトランプ、ゲームは、知識や技術だけではなく子供の心の発達にも大切です。
「ババ抜き」と子供の発達
さて、そんなババ抜きは何歳頃からできるものなのでしょう?
もちろん、ルールを知らないのにいきなりできるわけもありません。
子供のルールを教えて、ある程度すっと理解しババ抜きをできるのは何歳頃からなのでしょう?
子供の発達をみる検査である、津守式乳幼児精神発達質問紙によると、
ババ抜きをできるのは6歳6カ月相当の発達であることがわかります。
おわりに
あくまで目安ですが、ババ抜きは6歳半ば頃、つまり保育園や幼稚園の年長さん頃には行いやすい遊びのようです。
ババ抜きやトランプ、ゲームは、知識や技術だけではなく子供の心の発達にも大切です。
これは逆に言えば、
大人は子供とゲームで遊ぶとき、こういった情緒や相互性の成長を見てあげることが大切だということです。
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