子供が会食をできるのは何歳から?
食事はただの栄養摂取ではなく、
人と人とのコミュニケーションの場でもありますね。
食事の際はただ黙々と食べるだけでなく、家族や友人と会話をすることでより充実した時間になります。
個人差はありますが、
食事をしつつ会話にも加われるのは5〜6歳頃です。
以下、子供の食事とコミュニケーションの発達について。
子供の食事とコミュニケーションの発達
子供はおおむね3歳頃になると、自分で食事ができるようになってきます。
一方で、幼い頃は食べるのに夢中でなかなか「団欒」として食事をできるかは微妙なところです。
食事を行いつつ、無理のない範囲で会話に入る。
しかし会話に夢中になりすぎると食事の手が止まってしまいます。
団欒を楽しむには、「食べること」と「会話」のバランスを自分で取らなければなりません。
子供の発達を見る検査に、
ポーテージ早期教育プログラムというものがあります。
子供の発達の目標を年齢別・段階別に見ることができる評価・訓練方法の1つです。
上記によると、
子供が食事を行いつつ会話に加わることができるのは、5〜6歳頃と考えられています。
食事中に会話をするということ
食事中に会話を自然にできるかどうかは、食事能力というよりはコミュニケーション能力であると言えますね。
子供の発達においてコミュニケーションの発達は重要な分野の1つです。
どんなに言葉の発達が優れていても、コミュニケーション面の土台がなければ他者とうまく意思疎通はできません。
そう考えると、普段の団欒・雑談は大切な習慣です。
また、家族での会話の機会があると、自然に出てくる話題が「今日あったこと」「保育園でしたこと」の話ではないでしょうか。
子供が今日や昨日の出来事を思い起こして言葉にできるかは、発達の重要な指標の1つです。
こういった雑談能力というかフリートーク能力は一朝一夕では身につきませんから、日々の習慣が重要と言えます。
おわりに
子供の発達には個人差がありますから、あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。
実生活ではその子自身のペースを大切にしてあげましょう。
子供が幼いうちは、なかなか会話に入ることができず、親同士や上の子とばかり話しがちです。
しかし時には少し立ち止まって、会話に加わる手助けをしてあげるのも大切かと思います。