食事をこぼさず食べられるのは何歳から?
子供がこぼさずに一人で食事ができるのは何歳頃からでしょう?
絶対に米一粒もこぼさないといった厳密な話ではなくて、だいたいの話です。
ある程度は親が目を離しても自分で食べることができる。
難しいメニューだとこぼすこともたまにあるけれど、日常、だいたいはこぼさずに食べることができる。
そんな「ある程度はこぼさずに食べることができる時期」はいつ頃でしょう?
あくまで目安ですが、
こぼさずに一人で食べることができるのはおおむね3歳頃です。
食事の自立と子供の発達
子供の発達を見る検査に、遠城寺式乳幼児分析的発達検査というものがあります。
上記によると、
食事をこぼさないで食べることができるのはおよそ2歳3カ月~2歳6カ月相当の発達であることがわかります。
さらに、類似した検査で津守式乳幼児精神発達質問紙によると、
こぼさないで食べるのはおよそ3歳相当の発達であることが示唆されています。
以上のように、
2歳ないし3歳頃に子供はこぼさないで食べる力が上達することがわかりますね。
こぼさないで食べるために大切なこと
一般に、離乳食はおよそ1歳半頃に完了すると言われています。
離乳食の時期は食べる物も大切ですが、手づかみ食べなど自分で食べる経験を積むことも大切な時期です。
そして離乳食の時期に食器具(スプーン)などもそれなりに経験しながら、年齢を重ねる中で手づかみ食べから食器具を使った食事に移行していきます。
3歳頃にはお箸も使い始めるでしょう。
こぼさないで食べることは大切ですが、その土台にはこぼしながらも一生懸命食べようとする経験を積むことが必要です。
そして、
こぼさないで食べることができるような習慣や環境作りも大切です。
すくいやすいメニューで練習する。
一皿の量を少なくして、ちょっとすくえば全部食べることができるようにして子供の達成感を促す。
できたら褒めてあげる。
平皿ではなく深さがあるお皿でまずは取り組むなどもいいでしょう。
まとめ
子供がこぼさずに一人で食事ができるのは何歳頃からでしょう?
あくまで目安ですが、
こぼさずに一人で食べることができるのはおおむね3歳頃です。
こぼさないで食べることは大切ですが、その土台にはこぼしながらも一生懸命食べようとする経験を積むことが必要です。
こぼさないで食べる工夫としては、
一皿の量を少なくして、ちょっとすくえば全部食べることができるようにして子供の達成感を促すなどがあります。
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