いろいろな暗黙のルール

【暗黙のルール辞典】挨拶をするときの距離〜不自然にならない方法〜

公開日:2020年4月4日


 
 

挨拶をするときの距離

相手とどのくらいの距離になったら挨拶するかは意外と難しい問題です。

遠すぎると変ですし、近づくのを待ちすぎると「挨拶しない人」と思われる可能性も出てくるし。

価値観は人それぞれですが、
挨拶は相手と視線が合い、互いが互いを認知できた時点で行うと無難かと思います。

以下、もう少し挨拶と距離感について。

 
 
 

アイコンタクトとコミュニケーション

挨拶に限らず、
人とコミュニケーションをとる上でアイコンタクトは大切です。

つまり目を合わせるということですね。
目を合わせるという言葉を介さない動作でも、互いの意思は共有できます。

挨拶は目を合わせて行います。

もう少し正確に言うと、
いきなり声を掛ける挨拶をするのではなく、相手を見て、できれば相手も自分を見たタイミングで挨拶をします。

視線が合うことで、互いが互いを認知したという共有ができ、挨拶をすることで互いが友好な関係であるという意識を共有できます。

 
 
 

挨拶をする距離が難しい

例えば長い廊下を歩いていて、正面に知っている人がいる。
しかし目を合わせるにも声を出すにも距離がありすぎる。
ただ互いに互いの存在はもうわかっている。

そういう微妙な距離のシチュエーションがあります。
こういうときは挨拶するタイミングを悩みますね。

こういう状況に絶対的な答えはないですが、対応は大きく2つに分かれます。

1つは、
はじめは会釈やアイコンタクトをして、距離が程よく近づいてから挨拶をする。

ただしこれは近づくまでの時間がなんだか気まずいです。

もう1つの方法は、
近づくまで相手に気づいていないフリをする。

これは気まずい時間を回避できますが、リスクも高く、
「気づかないフリしてる」と相手にバレるとかなり恥ずかしいですし、逆にバレなくても「全然こっちに気づいてない」と失礼に思われる可能性もあります。

そのため、

互いに気づいてはいるけれど距離が遠すぎる場合は、
はじめにアイコンタクトや会釈で相手に気づいていることを伝え、
そのあと一旦視線を外します。
そして距離が程よく近づいたら挨拶をします。
これらの間は不満そうな表情をせず、さわやかに振る舞います。

考え方はいろいろあるでしょうが、こういった対応は幾分無難かなと思います。

 
 
 

おわりに

挨拶というのは良くも悪くも形式です。

しかし電話で「もしもし」と言うように、
人との会話ではそれ自体には意味はないけれど用いる会話の助走みたいなものがあります。

そういう意味では、挨拶を自然にすることはコミュニケーションをスムーズに運ぶ手段です。

 
 
 

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