【目次】 [close]
はじめに
コミュニケーションが苦手な人、発達障害グレーゾーンの人、「空気」が嫌いな人。
社会でうまくやっていくためのソーシャルスキル、暗黙のルールを考えます。
LINEをはじめ多くのSNSはそのSNS特有の暗黙のルールがあります。
そのサービスを使うということは、アプリの操作の仕方を覚えること以上にそういった文化・文脈を覚えることのほうが重要であったりします。
LINEの暗黙のルール
メールとの違い
ある程度年齢を重ねた人の場合、
携帯電話のメールからLINEに移行した人も多いでしょう。
同じ文章を使ったコミュニケーションですが、メールとLINEは性質が違うものです。
メールのような長い文章をLINEで送ることは不自然です。
LINEは短い文章をテンポよく送るのに適しています。
既読スルー
LINEはメッセージを相手が読んだがわかる既読機能がありますね。
LINEは先述の通り短い文章のやりとりになりますし、スタンプなど言葉でないコミュニケーション方法も豊富です。
状況にもよるでしょうが、LINEは何日も考えた長い文章を送るのではなく、短い文でもスタンプでもいいのでさっと返事を出したほうがいいことが多いです。
連投しない
文章を分割して何個も送ったり、スタンプを連続で送ることは避けましょう。
もちろん相手との関係性にもよりますが。
基本的にはLINEにおいて連投は相手に通知がたくさんきてしまい煩わしいです。
グループラインでは全体の通知量を考える
グループラインにおいて、相槌のような「してもしなくてもいい返事」はケースバイケースにします。
例えば「〇月〇日で予定が難しい人は連絡ください」という内容に対して「大丈夫です」と返したとします。
この場合、都合が悪い人だけ返事をすればいいので、この「大丈夫です」はしてもしなくてもいい返事です。
愛想はいいのかもしれませんが、
大人数のグループでLINEをしている場合、こういった「してもしなくてもいい返事」は本当に大切なメッセージを埋もれさせてしまいます。また、同じようなことを複数がすればそれだけ通知も多くて面倒です。
グループでの相槌は、場が寂しくならず逆に煩わしくならない程度にします。
グループラインでの個別の話
グループラインはみんなの話題を話す場です。
誰か特定の人と話す内容は、個別のトークで行いましょう。
これも先ほどの理由と重なりますが、個別の内容をグループラインでされると本当に必要なみんなの内容が埋もれますし、通知も煩わしいです。
スタンプや絵文字
スタンプや絵文字はその人の性格や世代がモロに出ますね。
スタンプをバリバリ使う人もいれば、控えめな人もいます。
どういうスタンプや絵文字をどういう頻度・内容で使えばいいか。
たぶんこれにただ1つの正解というものはないでしょう。
結局のところ、相手にある程度合わせつつ、自然なやりとりをすることに気をつけます。
スタンプをたくさん使う人に、スタンプを全く使わなければ寂しい感じがします。
文字ばっかりの人にスタンプでばかり返事をしていたら、ちょっと軽い感じに見られてしまうかもしれません。
相手の価値観に合わせて、似た頻度・似た絵文字を使うといいかもしれません。
コミュニケーションはどれだけスムーズに行えるか、違和感を感じずに行えるかが大切です。
おわりに
こまめにやりとりができるぶん、LINEはどこで終わっていいかわからなくなることも多いです。
あくまで目安ですが、
「ありがとうございました」
「いいえ、こちらこそありがとうございました」
というように、
感謝の言葉やお礼の言葉が重なったとき、ここでスタンプでしめると感じが悪くならず自然に終わることができます。