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直箸か取り箸か?
飲み会や会食。
大勢で食事をするとき、大皿や鍋で料理が運ばれてくることが多々あります。
大皿や鍋から自分の分を取り分けるときは、取り箸を使うことがマナーです。
取り箸とは、誰の箸でもなく誰も口をつけない、料理を取り分けるための箸ですね。
反対に自分が口をつけた箸で直接大皿の料理や鍋から料理を取ることを直箸(じかばし)と言いますね。
食事で取り箸を使うことはマナーですが、
直箸を過剰に拒否しすぎると相手に不快感を与えることもありますので言い方に工夫をします。
下手な言い方は場が悪くなる
食べ物は一度人が口をつけると、そこから雑菌が繁殖してしまいます。
また、誰かが使った箸が触れた食べ物を自分も食べるというのは精神的にも抵抗があるものです。
食事では衛生的にも気持ちの面でも取り箸を使うことが合理的なわけですが、
「めんどくさい」「自分は気にならない」という理由、
あるいは「取り箸という発想自体がない」ゆえに直箸で食事をしてしまう人もいます。
誰かが直箸で食べている状況で、「取り箸を使ってください」と主張するとまるで相手を「汚い」「気持ち悪い」と言っているようで、場の空気を乱してしまうことがあります。
いや、まあ、本音は気持ち悪いのですが。
いずれにせよ、
伝え方というのは大切で、ちょっとした工夫で自分の気持ちを場の空気を壊さずに伝えることができたりします。
取り箸に関しても、何かきっかけがあれば相手も気がついてくれるかもしれません。
「取り箸」の伝え方
取り箸を頼む
料理が運ばれてきて取り箸がなかったら、
早々に「すみません、取り箸ください」と店員さんに言います。
店員さんに言うことを通して、場に「この料理は取り箸を使う」ということを間接的に伝えます。
自分が取り分ける
料理が来たらみんなの分をまず自分が取り箸で取り分けるのも方法の1つ。
気が効く人と思われるのである意味で一石二鳥です。
理由はないけどそれが当たり前になってるというフリ
取り箸を使うことが当たり前の人からしたら、直箸で食べる人はちょっと汚いというか気持ち悪いです。
しかし面と向かって「気持ち悪いです」とはなかなか言えないものです。
親にそうするように言われてきた。
それが習慣になっていた。
などなど、
「取り箸がいい・直箸が嫌というわけではなくて、ただなんとなく取り箸を使うことが習慣になっている」
という批判の意思がないスタンスを装うと、相手の気分を害さずに済みます。
おわりに
いろんな人と食事をする機会があると、
「面倒だから直箸でいいよ」という変な気遣いをする人もいます。
これを言われるとなかなか取り箸を使いにくいものです。
「あ、席を立つ機会があるからついでにもらってきますよ」
「飲み物追加で頼むので、ついでに頼んでおきますよ」
など気遣いには気遣いで応戦すると嫌な感じにならなくて済むでしょう。
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