唐揚げにレモンをかけるとき
居酒屋などで複数名と飲食をしているとき、大皿で唐揚げが出てきたとき、
唐揚げにレモンをかけるときは一言「レモンかけていいですか?」と聞くと無難です。
解説
レモンをかけるか聞く理由
唐揚げにレモンをかけて嫌がる人はあまり多くなく、ほとんどの人が「かけてもいい派」であることが多いです。
唐揚げにレモンをかけるか聞くことについて、本当にレモンをかけてほしいかどうかを確認する意図はそこまで重要ではありません。
「私はレモンをかける派・かけない派の両方の気持ちを察して気遣うことができますよ」というポーズを示すことに意義があります。
聞かずに唐揚げにレモンをかけてしまったら
もしもうっかり何も聞かずにレモンをかけてしまったら、「あ、すみません。レモンかけてもよかったですか」などのフォローの言葉を入れるのが無難です。
先述の通り、なぜレモンをかける際に事前に一言聞くかと言えば、それは「私はマナーを守れます」という姿勢を示すことに意義があります。
この背景には、「みんなで食べる物に勝手に何かをしない」というマナーがあります。
そして人はマナーを守れるかどうか以上に、そのマナーが大切であるという文化的共感をその人ができるかどうかを重要視します。
唐揚げにレモンがかかってほしいかほしくないかを気にする人はそれほど多くありません。多くの人はどっちでもいいのです。
もしも唐揚げに何も言わずレモンをかけて、それに対して怒る人がいたら、それはレモンがかかったことに怒っているのではありません。
「みんなで食べる物に勝手に何かをしない」というマナーに気づけない、そういう着眼点や価値観を持てないことに腹を立てているのです。
そのため事後であっても「あ、すみません。レモンかけてもよかったですか」と言うことで、「この人は自分と同じで勝手にレモンをかけたことに違和感を持てる人なんだな」と思ってもらえます。
唐揚げへのレモンのかけ方
唐揚げにレモンをかけるときは、レモンを持っていないほうの手で持っていう手を覆うようにしてかけます。
これはレモンの汁が周囲に飛び散らないための気遣いです。
当然レモンを扱う際は清潔な手で、レモンは大皿の唐揚げに満遍なくバランスよくかけるように手を動かします。