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議論で相手をねじ伏せない
理屈で相手を説得することは、必ずしも人間関係を円滑にしてくれるとは限りません。
人間は大なり小なり感情で動く面があります。
そのため相手を理論ではなく感情で説得する必要があります。
上手な話し合いのための考えた方
理詰めで相手を否定しない
理屈や数字が正しかったとしても、それで相手を攻撃すると相手に嫌な印象を持たれることがあります。
理屈や数字は明確なので論理的な話し合いには重要です。
しかし理屈や数字を使って話し合いに「勝った感」「負けた感」を出すことは避けたほうがいいでしょう。
理詰めで負けると人は嫌な気持ちになる
理屈や数字が正しかったとしても、自分を否定されると嫌な気持になる人は多いです。
そして嫌な気持ちになると、好意的に協力しようと人はなかなか思えないものです。
理屈でどちらが正しいか意見を衝突させることは、いずれ一方が他方に悪い印象を持ってしまう可能性があります。
理論を修正しながら歩み寄る
人と話し合うときは相手を否定しないことが大切です。
とは言っても、相手が間違った理屈を言っていることもあるでしょう。
人と議論をするときは、その人自身の否定はせずに、言っている内容に着目します。
そして相手が言っていることを真っ向から否定するのではなく軌道修正するようにします。
例えば朝はご飯派かパン派かの理論で自分はご飯派、相手はパン派の場合。
「パンでは栄養が偏るからご飯がいいに決まっている」と相手を真っ向から否定するのではなく、
「私がご飯がいいと思う理由は味噌汁や魚など自然と栄養バランスがとれるメニューが作りやすいからです」など相手を傷つけない論調をとります。
こうして栄養バランスという議論にシフトしていけば、より建設的な議論になっていくでしょう。
相手と妥協点を見つける
議論は互いに気持ちよく納得できるポイントを見るけることが一番です。
相手ををねじ伏せるような議論では、相手は「反論」できなくても「反感」が残るでしょう。
相手を尊重し相手が「それならいいな」と思えるこちらにとっても望ましい提案をできることが、有意義な話し合いでしょう。