特に男性に多いと思います。
自分のことを「自分」という人。
体育会系っぽいですね。
学生の頃の部活ならそれでもよかったかもしれません。
社会人になって、自分のことを「自分」と言うのは正直恥ずかしいことです。
日本語には様々な一人称がありますね。
男性の場合、多くの場合プライベートでの一人称は「俺」ではないでしょうか。
しかし「俺」というのは公的な場所や目上に人には使えないわけですね。
そこで他の一人称が必要になってくるわけです。
男性が使う一人称と考えると、「僕」や「私」が挙がります。
「僕」はなんだか優等生っぽくてむずがゆい。
「私」はなんだかすごく年を重ねたみたい。
そういう、変なプライドのせいで一人称が「自分」になる人がいます。
自分のことを「自分」と言う人は、「僕」と言うことがなんだか恥ずかしく感じてしまう人が多いです。
けれど実際は、周りが「僕」とか「私」とかを使っているのに「自分」を使っている現状の方が恥ずかしいです。
大学生ノリが抜けていないなあという印象を持たれてしまいます。
そして、こういうマナーや言動ってなかなか周りは指摘してくれないものです。
言動に関して全般的に言えることですが、
大人っぽくしようとすることほど子供っぽいことはありません。
子供ほど、大人っぽくあろうとします。
本当の大人は「大人っぽく」と背伸びしません。だってすでに大人なのですから。
自分のことを、素直に「僕」「私」と言える人が成熟しています。
一人称をどうするかは個人の自由。
プライベートなら「俺」でもなんでも自分がしっくりくるものを使えばいいでしょう。
ただしこれが仕事や公的な場だと状況が変わります。
適宜「僕」や「私」などを使います。
新社会人なら、会社では「僕」と言えば不自然ではないでしょう。
20代なら「僕」で全然OK。
ただし社外の人やお客様に対しては「私」のほうが礼儀正しく見えるかもしれません。
社内でも、全体のかしこまった会議などでは「私」でいいかもしれません。
30代なら、場の雰囲気によって「僕」か「私」。
そろそろ「私」と自然に言えるように慣れていきましょう。
一方で、くだけた雰囲気の場なら「僕」のほうがいいときもあります。
40代なら部下を持つ人も多いでしょう。
若い人たちを指揮する立場になっているかもしれません。
若い人たちと世代差を感じる時期です。
穏やかに「私」を使えるようになりましょう。
飲み会や雑談なら「俺」でもいいかもしれません。
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年上とは仕事の話、年下とは雑談するのが無難