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車のマナーと印象
車を運転することは、ルール以外にもマナーや暗黙の了解が多い事柄です。
例えば普段は温厚な人でも、車の運転になると荒いという人がいて、そういう一面を見ると周囲のその人を見る目が変わってしまいます。
日常生活が好印象な人ほど、車のマナーがずさんだとマイナスな印象が大きくなってしまいます。
交通ルールにおいて即違反になるわけではありませんが、守っておいたほうが無難な車のマナーを考えていきます。
車を運転するときの暗黙のルール
急ブレーキやスピードの出し過ぎをしない
荒々しい運転は周囲からの印象としてはマイナスです。
誰かを乗せているときはより安全運転を心がける人は多いですが、問題は1人で運転しているときです。
1人で気を抜いて運転して、ついつい荒い運転をしてしまう。
それを知り合いに見られてしまう。あるいは前後の車が知り合いだった。
ということはけっこうあります。
駐車中はミラーをたたむ
駐車中にミラーを開いたままにすると、それに他人がぶつかったり、ドアの開閉時に隣の車を傷つけたりと思わぬトラブルのきっかけになります。
最近は鍵を閉めると自動でミラーが折りたたまれる車も多く、一昔前より駐車中はミラーをたたんでいる車が増えました。
ミラーをたたんでいる車が増えたぶん、ミラーをたたんでいない車は目立ちます。
ドアの開閉時は手で押さえる
ドアを開けたときは、必ず手で押さえておきましょう。
開けていたドアが風に吹かれて勢いよく動き、隣の車を傷つけてしまうと面倒です。
車は小さな傷でもそれなりの修理費が発生します。
一方で、小さな傷の修理の請求は、ある意味大きな傷以上にめんどくさいです。
「小さな傷で請求するのは心が狭い気がするけれど、でも実際修理代は地味に高いしなあ」という葛藤を相手に与えます。
日本は海外に比べて車のちょっとした傷にも敏感なのだそうです。
他人の車を傷つけた場合「ちょっとくらい」は通用せず、人間関係に影響すると考えておいたほうがいいでしょう。
敷地内徐行
ショッピングモールなど広い場所でも、敷地内では徐行運転をしましょう。
徐行運転とは車がすぐに停まれる程度のスピードを指します。
具体的な速度の定義はありませんが、おおむね時速10km程度でしょう。
とても敷地が広い場所であれば、15~20kmでも常識的には許容される場面もあるかもしれません。
いずれにせよ敷地内でスピードを出した運転は非常に周囲から印象が悪いでしょう。