1. 人間関係をお金に換算しない
なんでもお金に換算してはいけません。
特に、人間関係をお金に換算するのは好ましくありません。
人間関係をお金に換算しないとは、
感謝の気持ちからお金を渡したり、逆に見返りをお金で求めたりしないということです。
あるいは、
自分の持っている物や貯金、お給料や財産などの金額をむやみに人に教えないということです。
2. お金に関する感じ方は、他の物への感じ方と違う
お金というものは特殊なものです。
お金はいろんな物に交換できます。
腐ったりせず保存もできます。
けれどお金自体は何かに使えるわけではありません。
お金はそれ自体に意味はなくて、使って初めて意味を成す不思議なものです。
お金というものは特殊なものなので、
お金に対して人は他の物とは違う特殊な心理を働かせます。
例えばプロポーズするときに、結婚指輪をプレゼントしながらプロポーズするのはロマンチックですね。
けれど、その指輪と同じ金額をお金を封筒に入れて、それを渡しながらプロポーズしたらなんだか冷めますね。
お金で結婚を買うのかよって感じですね。
例え金額が同じでも、指輪という物と直接のお金では人の感じ方は違います。
3. お金に換算してはいけないこと
世の中にはお金に換算してはいけないことがあります。
そういったことを無理にお金に換算すると、違和感が生じます。
例えば人に感謝の気持ちを示すときに、お金を渡してはいけません。
だから人はプレゼントをするのです。
どうしてもお金を渡さないといけないときは、お金の生々しさを緩和するように努めます。
ご祝儀は袋を特別な物にしているのはそういう理由です。
また、貯金の金額やお給料を人に教えるべきではありません。
なぜなのか?
人の価値は貯金の額やお給料では決まりません。
けれどそれらの金額を知ってしまうと、まるでその金額がその人の価値のように感じてしまいます。
だから自分のお金のことを話すときは慎重にならないといけません。
自分の価値がお金に換算されないように気をつけるのです。
4. まとめ
世の中には、「お金の話ばかりしない」という雰囲気がありますね。
これは半分正解で半分間違いです。
お金というのは人生を生きてく上で大切です。
お金がないとご飯を食べていけないですもんね。
だからお金のことを真剣考えるのは大切です。
けれど、
なんでもかんでもお金に換算してはいけません。
特に人間関係。
人間関係をお金に換算してしまうと、人間関係がうまくいきません。