4歳児はスキップをできるものなのか?
4歳児って、普通、スキップをできるものなのでしょうか?
発達には個人差がありますから、どこまでは平均でどこからが「早い」「遅い」のかって判断難しいですよね。
あくまで目安ですが、
一般的にはスキップをできるようになるのは4歳半ばから後半くらいなので、4歳になりたてのお子さんがスキップができなくても不自然ではありません。
スキップをできるのは何歳?
子供の発達を見る場合、経験則ではなくある程度科学的根拠がある資料を参考にしたほうがいいでしょう。
子供の正常発達を見る検査では、遠城寺式乳幼児分析的発達検査、津守式乳幼児精神発達質問紙、KIDS乳幼児発達スケールなどは有名です。
子供の発達には個人差がありますから、文献によって「何歳で何ができるか」という見解も多少ズレがあります。
しかしながら、複数の資料を総合すると、スキップはおおむね4歳台でできるようになるという見解が多いです。
スキップからみる発達の経過
4歳頃というのはスキップだけでなく、片足ケンケンなど足を使ったちょっと器用な運動ができ始める時期です。
スキップについては自然とできる子もいれば練習したりやり方を教えることでできるようになる子もいるでしょう。
文献によっては4歳1カ月など前半にできるようになるという見解もありますが、半ばや後半にできるという見解もあります。
このように、5歳前後くらいまでにできればそれなりなペースなのかなと考えられますね。
おわりに
子供の発達には個人差がありますから、あくまで目安程度に捉えていただければ幸いです。
子供の発達を見る上で、「スキップ」はわりと専門家の間で指標になる項目の1つです。
しかしながら、
スキップができることが実生活でどのくらい役に立つかと言えば、まあ特に役には立たないわけです。
テレビでも芸能人がスキップができないことをネタにしていたりしますよね。
スキップができるできないって、そのくらいの気楽なことなのかもしれません。
スキップ自体ができるできないが重要ではなく、お子さんの全体の運動発達を見てあげるための1つの情報程度に捉えるのがいいのかなと思います。
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参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧