滑り台はいつから?何歳から?
すべり台を登って滑る行為は、何歳頃から可能なのでしょうか。
すべり台の大きさは個人の運動能力にもよりますが、
すべり台は室内にあるようなごく小さい物であれば2歳頃から、公園の小さなすべり台であれば3歳頃から可能と考えられます。
最近の公園であれば、遊具に目安となる対象年齢も記載されているのでこれらを参考にケースバイケースで遊ばせるとよいでしょう。
解説
すべり台ができる時期
子供の発達を見る質問紙に、津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。
子供の発達を全体的に見ることができる問診形式の検査です。
これによると、すべり台を登って滑る行為は2歳6か月相当の発達に位置付けられています。
また、子供の発達の目標を年齢別・段階別に見ることができる評価・プログラムであるポーテージ早期教育プログラムにおいても、すべり台は2~3歳頃の発達に設定されています。
このように、すべり台を登って滑る行為は、その子に合ったサイズの物であれば2~3歳頃から可能な遊びであることが読み取れます。
運動発達としてのすべり台
すべり台を遊ぶには、当然ながらすべり台を滑るだけでなく階段を上る動作が必要です。
個人差はありますが、子供は1歳後半頃から徐々に階段を上る動作を獲得していきます。
初めは両足を毎回そろえるような登り方ですが、いずれにせよ階段を上る動作を獲得することでその子の移動範囲は広がっていきます。
すべり台は歩行という横の移動だけでなく、登る・滑るといった子供にとって上下の移動を経験させてくれる遊び・運動の1つと言えるでしょう。
コミュニケーションの発達としてのすべり台
公園などですべり台を遊ぶ場合は、運動発達としてだけでなくコミュニケーション・対人関係の発達としても興味深い遊具と言えます。
公園ですべり台を行う場合は、他の子供と順番を守って使うコミュニケーションの発達が重要です。
階段を並んで待つ、前の子供が滑り終わってから滑るなど、相手を意識した行動が大切になっていきます。
そういった順番を守る行為を教える・経験することにもすべり台は役立つでしょう。