でんぐり返し(前転)は何歳から?
子供がでんぐり返し(前転)をできるのは何歳頃からでしょう?
個人差はありますが、
でんぐり返し(前転)ができるのは4歳前後です。
以下、もう少し詳しく。
でんぐり返しと子供の運動発達
小さい子供がくるんとでんぐり返しをすると、可愛い一方でその不安定さに心配することもあるでしょう。
体全体を使うでんぐり返しができるか否かも、子供の発達の指標の1つです。
子供の発達の指標として広く使われる検査の1つに、遠城寺式乳幼児分析的発達検査があります。
上記によると、
でんぐり返しは3歳4カ月頃までにできる運動の1つとされています。
また、類似した検査である津守式乳幼児精神発達質問紙によると、
でんぐり返しは4歳0カ月頃の運動発達とされます。
子供の発達は個人差や環境による影響があります。
必ず○○を○○歳までにできないといけないということはありません。
そのため検査や文献によっても多少年齢が前後するのはありえないことではありません。
いずれにせよこれらを踏まえ考えると、
でんぐり返しはおよそ3~4歳頃にできる運動と考えることができます。
4歳前後の運動や言葉の発達
運動の発達
でんぐり返しができはじめる4歳前後という時期は、他にどんな運動ができるのでしょう?
4歳前後になるとお子さんは片足ケンケンができるようになります。
当然のことならが片足ケンケンをするためには片足で立てないといけません。
片足立ちが3秒程度できはじめるのが3歳頃。
そして次第に上達し、4歳前後で片足でケンケンして跳べるようになります。
また、バウンドしたボールをとるといった動作ができるのも4歳頃です。
跳ねたボールの動きを予測してキャッチするというのは子供にとってなかなか難しい技術です。
言葉の発達
4歳頃は運動だけでなく言葉の面も大きく成長が見られる時期です。
4歳頃になると、昨日の出来事を話すのがそれなりにできるようになります。今この瞬間だけでなく、記憶を頼りに過去を振り返って話すことができるわけです。
4歳頃になると、「お父さん」「お母さん」の本名を認識できるようになります。一人の人間が、状況によって複数の名称があることが理解できるわけです。
4歳頃から、早い子なら「『あ』のつく言葉なーんだ?」といった言葉遊びもできるかもしれません。
まとめ
以上のように、
でんぐり返しはおおむね4歳頃に相当する運動です。
4歳頃というのは片足ケンケンができたりと体のバランスがよりいっそう成長していく時期です。
バウンドしたボールをとるなど道具を使った複雑な運動が芽生え始める時期でもあります。
また、日常においては昨日のことを話したり、言葉遊びをしたり。
単純な応答からより会話らしい会話が成立していきます。