IQや勉強以上に大切な力
人生をより良いものにするためには、どんな力が必要なのでしょう?
テストでいい点を取ること以上に、子供達に伝えるべきことはなんなのでしょう?
人生には勉強や学力、IQよりも大切なものがあるというのは誰しもがなんとなく感じていますね。
「自制心」と「やり抜く力」の重要性が近年注目されています。
以下、今日は「自制心」と「やり抜く力」について。
非認知能力の重要性
テストの点数や学力は、数値で測ることが可能です。
こういったIQテストの類い、
数値化できる力を「認知能力」と言います。
一方で、社会性やコミュニケーションの質、自分を律する力やメンタルを保つ力。
こういった
数値化しにくい能力を「非認知能力」と言います。
教育学の研究によると、
非認知能力のほうが認知能力よりも長期的には人生に与える影響は大きいとされています。
非認知能力の重要性を立証した研究は多くありますが、有名なものの1つは「ペリー就学前プロジェクトとは?~IQよりも大切なもの~」でしょう。
「自制心」と「やり抜く力」
では、数値化できない力、非認知能力というものは具体的になんなのか。
比較的研究されてその重要性がわかっているものに「自制心」と「やり抜く力」があります。
自制心
自制心とは自分で自分をコントロールする力です。
自制心の測り方とその重要性に関する研究では「マシュマロテスト」が有名です。
詳しくは以下をご参照。
やり抜く力
ペンシルバニア大学のダックワース准教授の研究によると、
軍人・教師・テストを受ける子供など様々な分野で「成功する人」はどんな人かを調べたところ、「やり抜く力」の高さが共通していたそうです。
おわりに
非認知能力の特徴は、
才能ではなく後から鍛えることができるという点です。
例えば先ほどの「やり抜く力」は研究によると才能と相関がなかったことがわかっています。
人生に大きな影響を与えるスキルが、後天的に鍛えることが可能であるという知見は朗報ですね。
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