学級経営

良いクラスってどんなクラス?|学校生活と学級経営

公開日:2025年10月29日


 
 

健康なクラスにおける教師の役割

 より良いクラスの状態として、子供達が主体的に集団に参加できる学級が考えられます。

 集団生活を通して人間関係を学ぶことは、学校生活における意義の1つでしょう。
 このためには、強制された連帯感ではなく子供が主体的に集団に参加できることが重要です。

 教師は生徒らの所属意識を育みつつも、生徒らが尊重されていると感じることができる承認感を大切にする必要があります。

 
 
 

解説

良いクラスとはどんなクラスか?

 学級経営において、「良い学級」とはどのような学級なのでしょうか。

 人によって考え方は様々でしょうが、良い学級の例として、「満足型学級」の実現が考えられます。

 早稲田大学の河村茂雄は、学級の状態を「満足型」「管理型」「なれあい型」「荒れ始め型」「崩壊型」といったタイプに分類しています。

 満足型学級は集団としてのまとまりと個人の尊重が両立され、生徒が集団生活に対して満足している状態を表します。

 つまり生徒が自分のクラスに自分の居場所を感じることができながら、主体的に連帯意識を持てる環境と言えます。

 
 

良いクラスにおける教師

 満足型学級は教師の一斉指導が強すぎる「管理型」とも、個人への配慮が過剰な「なれあい型」とも異なります。

 満足型学級における教師の役割は、アドラー心理学に通ずるものがあります。

 教師は生徒と対等な相互信頼・相互尊敬を築きながら、民主的な司会者としての役割を担うことが望ましいと考えられます。

 そしてこういった満足型学級の実現には、アドラー心理学を背景とする「親学習プログラムSTEP」の応用が役立ちます。

 
 

親学習プログラムSTEPの応用

 
 
 

参考資料

河村茂雄、武蔵由佳(2008)『学級集団の状態といじめの発生についての考察』(日本教育カウンセリング学会)2024年6月8日閲覧

小野寺正己(2020)『学級状態の違いが学習意欲及び学力に及ぼす影響の縦断的検討』(日本学級経営心理学会)2025年8月30日閲覧

松﨑学、瀬尾七恵、鈴木英子(2016)『小学校における「満足型」学級づくりへの試み―Q-Uアンケート結果の共有と問題解決支援を中心に―』(日本教育カウンセリング学会)2025年8月30日閲覧

-学級経営

テキストのコピーはできません。