5~8歳の性教育

【性教育 5,6,7,8歳】性行為に関しての指導内容

公開日:2021年12月1日


 
 

性行為に関しての5~8歳の性教育

 5~8歳児を対象にした性教育において性行為に関しては、卵子と精子が結合し子宮に着床して妊娠が始まることをかみ砕いて説明します。

 5~8歳は保育園や幼稚園の年中さんから小学校1・2年生に相当する時期です。

 国際的には5~8歳は性教育を始める最初の段階と考えられています。

 
 
 

性教育のエビデンス(科学的根拠)

 国際的な流れとして、性教育は性行為に関する知識だけでなく、ジェンダー平等や性の多様性といった人権尊重を基盤にしたものが主流となりつつあります。

 このような性教育を「包括的性教育」と言い、このガイドラインとしてユネスコによる「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」があります。

 
 
 

学習の要点

身体の名称と機能を知る

  • 内性器、外性器の重要な部分を明らかにし、それらの基本的な機能を学ぶ
  • 性と生殖、それらに関わる器官など、自分のからだを知りたいと思うことはまったく自然なことであると再認識する

 
 

身体の個人差の尊重について

  • 男性と女性の身体の同じところ、違うところ、そしてそれらが時間の経過とともにどう変化していくかを知る
  • 障害のある人を含め、 全ての人の身体は、尊重に値することを認識する
  • 自分の身体の好きなところを表現するなど、自分の身体をポジティブにとらえる機会を持ってみる

 
 

生殖について

  • 生殖のプロセス、特に精子と卵子が結合し、それが子宮に着床して初めて妊娠が始まることを知る
  • 妊娠中の女性の身体がたどる変化を知る

 
 

全思春期について

  • 前期思春期の意味を知る
  • 成長には身体的、感情的変化を伴うことを理解する
  • 前期思春期に起きる変化は、通常の健康的な要素であることを認識する

 
 

身体をポジティブとらえる

  • 誰の身体も特別で個々に異なり、それぞれにすばらしいことを再認識する
  • 自分の身体に誇りをもつことの大切さを学ぶ
  • 自分の身体をポジティブにとらえる

 
 
 

包括的性教育について

 
 
 

参考資料

『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』(UNESCO)2021年5月2日検索

『HIV/AIDSについて(ファクトシート)』(厚生労働省検疫所)2021年12月18日検索

『PrEPって?』(国立国際医療研究センター SH外来)2021年12月18日検索

『抗HIV薬の曝露後予防内服(PEP)』(国立研究開発法人国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター)2021年12月18日検索

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