睡眠の質と飲酒の関係
寝る前の飲酒は睡眠の質を下げてしまいます。
一般的にはお酒を飲むと眠くなるという考えから、夜眠るためにお酒を飲む人もいます。
しかしながら実際は、
飲酒は直後の睡眠を一時的に深くはするものの、そのあと通常よりも浅い睡眠が訪れます。
この差を埋め合わせる反動で睡眠リズムが狂い、結果として質の低い睡眠となってしまいます。
二日酔いなど、お酒を飲んだ後の目覚めが悪いのはこのためです。
以下、飲酒と睡眠の関係を取り挙げていきます。
飲酒と睡眠の関係
飲酒による睡眠リズムの乱れ
人は一回の睡眠でレム睡眠(深い睡眠)とノンレム睡眠(浅い睡眠)を一定のリズムで繰り返します。
寝る直前の飲酒は最初のレム睡眠を通常よりも深く、その後のレム睡眠を通常よりも浅い睡眠にしてしまいます。
これにより通常の熟睡するための睡眠リズムが狂ってしまいます。
寝る前は何時間くらいからお酒を控えたほうがいいか
以上のように、可能であれば寝る直前の飲酒は避けたほうが健康的と言えます。
では具体的に寝る何時間前から飲酒をやめたほうがいいのでしょうか。
これはお酒の量やアルコールの強さ、個人の体質などによるの一概には難しいものです。
目安としてはお酒は日中や夕方までに済ませたり、寝る3時間前くらいは控えたほうが無難でしょう。
もちろん多くの場合お酒は夜飲むことが多く、上記のような習慣が現実的ではないかもしれません。
しかしながら、睡眠への影響を「知り」「心がける」ことは大切でしょう。
お酒と一緒に水を飲む
健康的な飲酒ためにはお酒と一緒に水もたくさん摂ることは有意義です。
水を多めに飲むことで、お酒の負担を軽くしてくれるでしょう。
目安としてはお酒1杯あたり230cc程度の水は飲むよう心がけるといいでしょう。
また、お酒は利尿作用もありますから、寝る前にトイレを済ませることも大切です。
尿意の夜中に目覚めてしまっては、睡眠が細切れになり質が落ちてしまいます。