良く眠るには運動は何時まで?
質の良い睡眠のためには午前中の運動が効果的と考えられます。
健康のためには質の良い睡眠は不可欠であり、質の良い睡眠のためには適度な運動が有意義です。
しかし運動する時間帯によっても睡眠への影響は異なり、最も効果的な時間帯は午前中と考えられます。
解説
運動の時間帯と睡眠の関係
アパラチア州立大学の調査によると、同じ運動でもその時間帯によって睡眠への影響が異なるようです。
運動の時間を午前7時・午後1時・午後7時の3つのグループに分けて調査したところ、
午前7時に運動したグループが最も深い眠りを長時間とれたそうです。
具体的には身体の回復に必要なノンレム睡眠の時間が最も深く長かったそうです。
夜の運動は良くないのか?
質の良い睡眠のためには体の体温が自然と下がることが必要です。
しかし運動をすれば当然ながら体温は上がります。
夜の運動や寝る前の運動などで体温が上がってしまうと眠りが浅くなることが予想できます。
とは言うものの、朝の運動が苦手な人もいるかもしれません。
運動などにより体の深部体温が上がった場合、それが下がるには4~6時間ほどかかります。
このためどうしても夜に運動をする場合は体温が下がる時間を逆算してスケジュールを立てると有意義でしょう。
具体的には、夜の10時頃にいつも眠っているならできるだけ4時前後までに運動を終えるようにします。
睡眠と運動と健康の関係
1週間に合計100分程度の運動をした人は、週に16分だけ運動した人より平均して5~6歳ほど若く見えたそうです。
適切な運動と睡眠は健康や若々しさの秘訣と言えるでしょう。
ちなみに睡眠にいい影響を与える運動は有酸素運動に限ったことではありません。
テニスや水泳、ランニングやウエイトトレーニングなど好きな運動で楽しみながら行うことも大切です。
また、質の良い睡眠でしっかり体と認知機能を回復させれば、運動にも良い影響があります。
睡眠と運動のパフォーマンスは相互に関係しあっていると言えるでしょう。