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併存的妥当性と収束的妥当性の違い|わかりやすく簡単に解説

公開日:2025年6月26日


 
 

併存的妥当性と収束的妥当性の違い

 併存的妥当性と収束的妥当性の違いは、併存的妥当性は他の基準と照らし合わせ、収束的妥当性は同じ概念の検査と相関が高いことを確認します。

 妥当性にはいくつかの種類があり、その中でも比較的違いがわかりにくいのが併存的妥当性と収束的妥当性だと思います。

 以下もう少し詳しく、例を用いながら見ていきます。

 
 
 

解説

妥当性の種類

  • 【基準関連妥当性】
    ・判別的妥当性
    ・予測的妥当性
    ・併存的妥当性(すでにある基準と矛盾しないか)
  • 【構成概念妥当性】
    ・収束的妥当性(同じ構成概念の検査との相関の高さ)
    ・弁別的妥当性
  • 【内容的妥当性】
    ・表面的妥当性
    ・理論的妥当性

 妥当性の分類は上記のようになります。

 つまり、「併存的妥当性」は基準関連妥当性に含まれ、「収束的妥当性」は構成概念妥当性に含まれます。
 このように両者は分類としては異なる妥当性であることがわかります。

 しかしながら、「併存的妥当性」も「収束的妥当性」も端的には類似した評価と結果が一致するかを見るところがあり、違いがわかりにくいです。

 
 

併存的妥当性と収束的妥当性の例

 併存的妥当性は、他の基準と比べた際の妥当性を見ます。

 併存的妥当性の例としては、「医師の診断」と「自閉症スペクトラム障害の問診表の結果」が一致するかなどです。

 これに対し、収束的妥当性は同じ概念の検査との相関を見ます。

 例えば自閉症スペクトラム障害は「社会性の障害」「コミュニケーション面の障害」「常同的であったり限局された行動・興味の範囲(こだわり)」という三つ組みの障害が特徴として挙げられます。

 これを踏まえ、収束的妥当性の例としては、三つ組みの障害に着目した問診票Aと、同じく三つ組みの障害に着目した問診票Bの結果の相関を考えるなどです。

 仮に問診票Aは実施に1時間かかって、問診票Bは10分で終わるとします。
 この場合、収束的妥当性が高いなら、問診票Bを実施するほうが精度を保ったまま短時間で発達障害を評価できることになるでしょう。

 
 
 

信頼性・妥当性の詳しい解説

 
 
 

参考資料

『妥当性概念の歴史的変遷と心理測定学的観点からの考察』(一般社団法人 日本教育心理学会)2023年6月18日閲覧

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