統計学

-

評定者間信頼性とは?(統計学・心理学)|わかりやすく簡単に解説

公開日:2025年5月30日


 
 

評定者間信頼性とは?

 「評定者間信頼性(ひょうていしゃかんしんらいせい)」とは、統計学や心理学など学問における専門用語の1つです。

 評定者間信頼性とは、「同じ検査であれば違う人が実施しても同じ結果が出るか」を表します。

 
 
 

解説

評定者間信頼性の位置付け

 検査の精度において「妥当性」と「信頼性」は重要な指標と考えられます。
 妥当性と信頼性は以下のようなことを指します。

  • 妥当性:測定したいものを測定できているか(的外れな検査になっていないか)
  • 信頼性:測定したものに誤差はないか(正確に測れる検査なのか)

 そして妥当性や信頼性にはいくつかの種類があり、具体的には以下のようになります。

  • 【妥当性】
    ・基準関連妥当性
    ・構成概念妥当性
    ・内容的妥当性
  • 【信頼性】
    ・再検査信頼性
    ・評定者間信頼性
    ・内的整合性

 このように評定者間信頼性は、信頼性における1つの側面となります。

 
 

評定者間信頼性の例

 評定者間信頼性は、複数の異なる評定者によってその検査を実施し、結果の一致を評価します。

 つまり評定者間信頼性は検査を取る人によって結果がぶれないかを見ます。

 例えば身長測定は評定者間信頼性が高い検査と言えるかもしれません。
 身長測定は(よっぽど悪意がない限り)誰がやっても結果が大きく変わることはないでしょう。

 一方で、例えばなんの基準も設けていない内申書などは、評定者間信頼性の観点から言うと微妙かもしれません。
 客観的な基準がないので、先生の「好き嫌い」が反映されてしまうかもしれません。ある先生からは評価が高いのに、別の先生からはそこまででもないという結果も可能性としてはあり得るでしょう。

 このように、評定者間信頼性を高めるには、(特に人の様子や心など曖昧なものを測定する場合は)客観的な判断基準や実施方法などを定めることが重要でしょう。

 
 
 

信頼性・妥当性とは?

 
 
 

参考資料

『発達障害者支援とアセスメントに関するガイドライン』(特定非営利活動法人 アスペ・エルデの会)2025年3月15日閲覧

-統計学
-

テキストのコピーはできません。