大人になると、周囲の空気や場の状況などにより、
間違っていても周りが指摘してくれなくなっていきます。
それはあなたに限ったことではありません。
世の中の大人みんな、自分の間違いを指摘されずに生きています。
だから、あなたの目の前でさも正しいことを言っているようなあの人も、実はどこか物事をちぐはぐに捉えているかもしれません。
あなたが正しいと思うあの人も、
あなたが反論できないあの人も、
あなたより目上のあの人も、
結局は間違いを犯すただの一人の人間なのです。
だからあなたは目の前の大人が絶対正しいと思わなくていいのです。
世の中にはいろいろな考え方があって、その人が言っていることは社会の常識ではなくてその人個人の考えなのです。
あなたは誰かを盲目的に信じる必要はありません。
私達は、子供の頃はずっと「教えられる立場」でした。
それがいつしか大人になり、教えられる機会が減っていきます。
けれど言わずもがな、
人生は学びの連続であり学ばなくてよくなる時期はありません。
人は大人になるにつれて、学んだり教えられたりする機会が減っていきます。
周りが指摘してくれなくなります。
言動が容認されるようになります。
それは気楽なことではあります。
しかし同時に危険なことです。
「自分が正しい」という感覚は、
自分の自信につながりますが一方で傲慢さにもつながります。
それは他人についても言えます。
相手が正しく見えても、それは傲慢なだけかもしれません。
あなたはあなたの考えをしっかり持った上で人の話を聞くことが大切です。
自分の考えを持たないのも好ましくありませんし、
人の話を聞かないのもよくないでしょう。
バランスが大切です。
大人になると、
結局いろいろなことが許されるようになります。
でもそれは許されるというより、指摘されなくなることに近いかもしれません。
いずれにせよ、あなたの言動は直接的には指摘される機会は減ります。
だから気楽に構えていいのです。
一方で、自分の言動を自分で振り返らないといけなくなります。
そして、相手も間違いを犯す人間なんだと頭に入れておくことです。
世の中には人に迷惑をかける大人がいます。
そういう人達は割と口が達者で人を言いくるめるのが上手だったりします。
そういう人達は、周りから誤りを指摘されずに生きてきたのです。
あなたはそういう人達の言葉をそのまま信じてはいけません。