年齢が近い人との会話というのは楽しいものです。
世代が近いと、共有できる話題も多くて、共感しやすい。
年が離れるほど、一般的に価値観の共有が難しくなります。
世の中の背景が、世代によって違うからです。
自分にとっては当たり前のことが、違う世代では当たり前じゃなかったりします。
最近は老害なんで言葉がありますね。
自分が老いたことに自覚がなく、若い世代に自分の価値観を押しつける人。
老害にはなりたくないですが、老害にならないようにするのはけっこう難しい。
下手をすると、誰でも老害になってしまう可能性を秘めています。
自分より若い世代とコミュニケーションをとることは、刺激的で楽しいものです。
だからあなたは若い世代とコミュニケーションをとるかもしれません。
それはそれで互いに楽しい時間になるでしょう。
けれどやっぱり、
若い世代は若い世代とコミュニケーションをとることがは楽しいものです。
それはあなたのコミュニケーションが下手だとかそういうことではありません。
若い世代にとって上の世代が煙たいのはしょうがないことなのです。
あなたがどんなに頑張っても、若い世代にはなれません。
これは程度の差こそあれ、誰にでも当てはまるしょうがないことです。
若い世代に溶け込もうとしても、限界があるのです。
世代の違いを受け入れ、謙虚でいることが大切です。
例えば20代の人が集まる食事の場で、一人だけ40代の人がいたらやっぱり場の空気は変わります。
20代の人だけのときの会話とは違ったものになるはずです。
いろいろな世代が混ざる場があることは悪いことではありません。
けれど、いつもいつでも違う世代に首を突っ込むというのは適切ではありません。
世代が違う人達の場は、適度に身を引くべきです。
若い世代が何かを話しているとき、一人だけ世代が違うのに首を突っ込んだりしていないでしょうか?
年齢が近い者同士でしか話せないことってあります。
そこに違う世代の人が入ってきたら、話題を変えないといけません。
もしも複数名の飲み会で、あなた一人だけが先輩あるいは上司だったら、少し先に帰るくらいがちょうどいいかもしれません。
「あとは若い人達で」と言って少し多めにお金を置いて帰るとスマートです。
「もう帰るんですか?」と若い世代は言ってくれるかもしれません。
けれどそれは社交辞令としてとらえておくくらいでいいのです。
そういう若い世代に執着しない姿勢が大人っぽくて、素敵です。
だからあなたはあなた以外の世代を尊重し、謙虚に行動します。
若い世代の場では、穏やかに話を聞きましょう。
内容によっては共感できない価値観もあるかもしれません。
けれどその価値観に正しいも正しくないもありません。
ただ時代がそう流れたのです。
あなたは自分の世代の価値観を一旦わきに置いて、若い世代の価値観を理解する姿勢を見せましょう。
けれどあなたがどんなに若い世代に理解を示しても、あなたは若い世代にはなれません。
人はいいところで「若い世代に理解のある上の世代」にしかなれないのです。
だから状況を見て、場から身を引くことが大切です。
謙虚に、自分以外の世代も尊重するのです。
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