その他の社会スキル

【距離感】人が人を変えることはできないと自覚して接する

公開日:2018年10月22日

男女の関係だけでなく、

あらゆる人間関係は距離感で違ってきます。

良好な人間関係を築くことは、良好な距離感をとることでもあります。

川北義則氏の「人との距離感がわかる人、わかっていない人」を参考に、人間関係の距離感について考えます。

今日は人を変えることについて。
 
 

 
 
 

人が人を変えようと思って変えることはできない

人は環境に左右される生き物なので、いつまでも同じとは限りません。

時間が経つ中で、底意地の悪い人間になってしまうこともあります。

変わってしまった人を「元に戻そう」とは思わないことです。

「しばらく距離をおけば、きっとまた以前のような人に戻ってくれる」とも思わない方が無難です。

人は変わりますが、他人が人を変えようと思って変えることはできません。

状況によっては、

スパッと関係を断ち切る勇気が必要なときもあります。
 
 
 

首を突っ込まず、互いの心地良い距離感で過ごす

同様に、評判が悪い人を「改善させよう」と意気込む必要もないでしょう。

評判の悪い人にはそれなりの理由があって、それをむやみにかき回す必要はありません。

少し距離をとって、落ちついて状況を見ればいいのです。
 
 
お人好しというのはある意味、寂しがり屋です。

他人に好かれようと、他人のトラブルを背負いこもうとします。

「困っている人を助ける」と「なんでも首を突っ込む」は似ているようで違うのです。
 
 
 

互いに気楽な距離感を保つ

「いい人」でいようとすることは悪いことではありません。

けれど、よく考えもせずに「いい人」でいようとすると場合によっては迷惑になることもあります。

遊びに行くにしても、食事に行くにしても、
「なんでもいいよ」
と言う人は多いです。

その人からしたら、相手に合わせているつもりでしょうが、決める方はそれはそれでめんどくさかったりするのものです。

「自由に思ったことを言ったりしてくれるほうがこっちも気が楽」と思う人は多いです。

何でも人に合わせてくれる人といると、何でもこっちが決めないといけなので疲れます。

「いい人」は一歩間違えば、「面倒くさい人」になってしまうのです。
 
 
似たような話で、
親切というのも気楽にやったほうがいいです。

恩着せがましいと人は離れます。

「親切にしたことを忘れてしまう」くらいの気楽さでちょうどいいのです。
 
 
 

おわりに

人と人は対等です。

対等な人間関係は気楽です。

「~してあげる」という発想は親切にもとれますが、相手を下に見ているともとれます。

相手を変えようとしたり、改善させようとしたりすることにこだわる必要はありません。

自分と相手がいて、そこに関係性が発生する。

その関係性の中で心地良い距離感を築いていきます。
 
 
 

その他の記事

【暗黙のルール辞典】恋人がいる人ほどモテる

【教訓】世の中には、人を傷つける人がいる。

【教訓】他人の悪口や陰口を真に受けない
 
 
 

参考資料

川北義則『人との距離感がわかる人、わかっていない人』三笠書房、2015年

-その他の社会スキル

テキストのコピーはできません。