4歳児の発達

【小児発達】およそ4歳児の運動面の発達やできること

公開日:2018年10月23日

4歳というのは保育園・幼稚園において年少さんに相当する時期です。

子供の成長には言葉や器用さなど様々な面がありますが、運動面は日頃成長を感じやすいものの1つでしょう。

今日は、4歳児の運動機能の発達を見ていきます。
 
 

 
 
 

4歳児の運動面でできること

4歳頃というのはスキップやでんぐり返しといった日常生活には必ずしも関わらない運動や動作ができ始める時期です。

1~2歳という時期は「立つ」「歩く」、あるいは「階段を上る」といった日常生活に関わる運動能力の獲得が目立ちます。

当然これらは3~4歳以降も習熟していくわけですが、

3~4歳という時期は遊具で遊んだり片足ケンケンをしたりといった日常生活動作よりちょっと難しい運動ができ始める時期であることが特徴です。
 
 
 

4歳児の運動面の発達

以下、発達の目安になる項目をいくつか具体的に。

片足ケンケン

片足立ちでバランスをとりつつ、そのままジャンプ。

片足ケンケンができるのは4歳頃です。
 
 

スキップ

リズム感も必要なスキップもこの頃です。
 
 

でんぐり返し

でんぐり返しができるのも4歳頃、あるいは4歳前くらいから。

無理強いは首を痛める可能性があるので、お子さんの意欲を見ながら慎重に。
 
 

ブランコの立ち漕ぎ

ブランコに立って乗ることがいいか悪いかマナー的な話は置いておいて、

ブランコを立ち乗りして漕ぐことは、バランス感覚や体全体を使う運動であり、発達項目としてはよく扱われる活動です。

しかしながらブランコの立ち漕ぎは文献によってできる時期がまちまちです。

全体的に見てみると、
4歳頃は座面が板のブランコに立って乗る、あるいは少し漕げる時期であるようです。

ちなみに座面が板ではないブランコとは、縄でできたものなど座面がふにゃふにゃのブランコです。こちらのほうが立つのは難しくなりますね。
 
 
 

まとめ

以上のように、4歳児の運動能力の特徴としては、

  • スキップができる
  • 片足ケンケンができる


といったバランスやリズム感がよりついてきます。
 
 
最後になりますが、
子供の発達には個人差があります。

誰しも我が子の成長は気になるところではありますが、その子自身の成長のペースを大切にしてあげましょう。

また、子供の発達をみる場合はその子自身をみることはもちろんですが、客観的なデータを活用することも大切です。

以下、参考程度に。

【検査】KIDS乳幼児発達スケールとは?

遠城寺式乳幼児分析的発達検査とは?
 
 
 

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