告白にベストの時期
告白というのは互いの関係が恋愛関係発展するチャンスであると同時に、互いの人間関係が終わってしまうリスクもあります。
告白のタイミングは非常に悩ましいものです。
告白って、どのくらいのタイミングでしたほうがいいのでしょう?
広島大学の心理学の研究論文によると、
告白が成功した人は、3カ月以内に告白している人が最も多かったそうです。
以下、もう少し詳しく。
告白に成功した人達
告白は、恋愛関係の形成を目的として特定の相手に自分の行為を伝達する行為とされています。
そんな告白ですが、知り合って間もないタイミングで行うこともあれば、10年以上顔見知りの幼馴染に改めて告げることもあったりとタイミングは様々です。
告白はある程度互いの人間関係が良好に発展してから行うほうが成功しそうなイメージがあります。
では具体的にどのくらいの期間とタイミングがいいのか。
大学生を対象にした調査によると、
告白が成功した人が告白したタイミングは
- 3カ月未満:48%
- 3~6カ月未満:27%
- 6~12か月未満:21%
- 1年以上:41%
となっています。
上記のように、3カ月未満という比較的早期に告白する人と1年以上という長期の関係性のあとに告白する人の二極化していることがわかります。
告白に失敗した人達
一方で告白に失敗した人達の告白の時期はどのようなものでしょう?
ちなみにここで言う「告白に失敗した」とは恋愛関係に発展せず友人関係のまま、あるいは友人関係でもなくなってしまった状態です。
告白のタイミングは知り合ってから
- 3カ月未満:11%
- 3~6カ月未満:17%
- 6~12か月未満:24%
- 1年以上:44%
となっています。
こちらは1年以上が圧倒的に多いですね。
まとめ
告白が成功した人は、知り合ってから3カ月以内に告白した人が多い。
という傾向は今回とりあげた論文だけでなく先行研究でも見られるそうで、割と恋愛では共通した傾向のようですね。
ここからは予想ですが、
告白は知り合ってすぐにしたほうがいいというわけではなくて、
恋愛関係を成就するのが上手い人は、知り合って短期間で恋愛関係に発展させるのが上手いのではないでしょうか。
要するに、
知り合ってから互いの関係が「友達」に固定されてしまう前に、恋愛対象として意識されるようなアクションを起こすことが告白を成功させる秘訣なのかもしれません。
今回とりあげた論文は調査対象が大学生なので、社会人の恋愛とは若干実情が異なるでしょうが、それでも恋愛関係や人間関係の参考になる知見がありますね。
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参考資料
『恋愛における告白の成功・失敗の規定因』(広島大学学術情報リポジトリ)2018年10月15日検索