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子供と気軽に家でできる運動遊び
発達心理学の文献を踏まえ、
できるだけ簡単で、
特別な道具を使わず、
すぐにできて、
それでいて
子供の発達を促すような遊びを考えます。
4歳児と家でできる運動遊び
片足ケンケン
片足でのケンケン跳びは早いと3歳頃からできますが、4歳頃にはもっと完成度が上がります。
より長い距離を、よりバランスを取りながら。
行進遊び
歌や声に合わせて、
手を振り行進をしていきます。
リズムに合わせて体を動かす練習ですね。
あまり力強く歩きすぎると足音がしますから、自宅の階数を配慮した力加減で。
ボールキャッチ
4歳頃には、両手であれば相手が投げたボールをキャッチできるかもしれません。
家の中では家具に当たると危険なので、あくまで短い距離・柔らかいボールで。
スキップ
スキップは運動発達の指標の1つとしてよく挙がる項目です。
スキップができるのは4歳前後。
体をリズミカルに動かすことができるかですね。
口では説明しにくいでしょうから、
一緒にやったり歌に合わせながら、
体で覚えていくのがいいかもしれません。
片足立ち
4歳頃は5秒かそれより少し長いくらいを目標に。
転倒に気をつけるため、
滑りやすい床や絨毯では行わないようにしましょう。
片付いているリビングや、畳など余裕のあるスペースで行いましょう。
平均台遊び
家の中に平均台のある家庭は少ないと思います。
毛糸などを床にまっすぐ置き、それをたどるように歩いていくことで代用できるでしょう。
細い経路を足をまっすぐにして歩くバランス感覚の練習ですね。
慣れてきたら少しカーブをしたりしてやるとよりゲーム感覚になると思います。
両足跳び
両足をそろえた状態で前に跳びます。
1回ではなく、連続して行うことで練習になります。
10回程度の連続を目指します。
10回やっても最後まで足をそろえた状態のジャンプを維持できるかどうか。
おわりに
1~3歳は歩いたり走ったり階段を上ったり、生活に関わる動作がそのまま練習対象になることが多いです。
一方で4歳以降は必ずしも日常生活では使わないような動作が出てきます。
スキップなどはまさにそうですね。
こういった応用動作を遊びながら行うことで、協調性のとれた体の動きやバランス感覚を養っていきましょう。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧