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子供と気軽に家でできる運動遊び
発達心理学の文献を踏まえ、
できるだけ簡単で、
特別な道具を使わず、
すぐにできて、
それでいて
子供の発達を促すような遊びを考えます。
3歳児と家でできる運動遊び
階段上り
自宅に階段がある家庭に限られますが。
急いで上る必要はありません。
大切なのは上り方になります。
3歳頃は、足を交互に出して階段を上ることができはじめる時期です。
片足ケンケン
リビングのカーペットなどを一時的にたたみ、スペースを確保してから。
片足ケンケンも3歳頃からできはじめるので、良い運動になります。
転がしボール
転がるボールを捕まえることができるのも3歳頃です。
家の中でボールを投げると危ないですが、
転がしてのキャッチボールならいくぶん取り組みやすいのではないでしょうか。
ボールの大きさは初めは大きいもので。
慣れてきたら野球ボールサイズでもいいでしょう。
いずれにせよ怪我や、家具に当たると危ないので、柔らかい物がおすすめです。
でんぐり返し
柔らかいマットや絨毯を敷いてから行いましょう。
得意な子であればでんぐり返しも3歳頃からできはじめます。
ただし無理強いはしないようにしましょう。
でんぐり返しは無理をすると首を痛めてしまいますので。
あくまで子供が自発的にやろうとする場合のみ。
片足立ち
片足でバランスをとるのも良い練習です。
3歳頃は3秒程度できれば十分です。
5秒できればなおいいです。
つま先歩き
片足立ち同様、バランスの類ですね。
幅跳び
飛び跳ねる遊びは戸建て、あるいは1階の家に限られますが。
両足をそろえて前に跳ぶ動作も3歳頃に身に付きます。
「ここまで跳べる?」と目安を持つほうが子供も夢中になるでしょう。
目安はその子が跳べるか跳べないかのぎりぎりのところを。
なんでもそうですが、
目標は難しすぎてもあきらめるし、簡単すぎても退屈です。
ちょうどよい目標設定がやる気を促します。
おわりに
歩いたり走ったりがある程度できるようになってくる3歳頃。
3歳頃はよりバランス感覚を養う運動がポイントになっていますね。
広いリビングや畳の部屋で、怪我に気をつけながら行いましょう。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧