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3歳児のお手伝い
3歳児のお手伝いは、道具を用いない単一の動作の作業が有意義でしょう。
例えば包丁を扱うことは難しいかもしれませんが、レタスをちぎるといった動作は可能ではないかと考えられます。
以下、子供の発達の背景を踏まえた、お手伝いの例を挙げていきます。
お手伝いの例
言われた物を運ぶ
お箸や茶碗を言われた場所に持っていくお手伝いは有意義でしょう。
まだ自分で判断して行うことは難しいかもしれませんが、物と場所を指定した上で運んでもらうことは可能と考えられます。
洋服をハンガーにかける
3歳頃は上着など簡単な洋服をハンガーにかけることができはじめる時期と考えられます。
洗濯の際など、ハンガーに洋服をかける作業は子供の手先の器用さを促すでしょう。
ただし試行錯誤見られるでしょうから、洋服を床に落とす可能性はあります。
室内干しの際や、外干しでも一旦室内で行うなどすると洋服が地面に落ちても汚れず親としても安心でしょう。
ハンガーを物干し竿にかけるには身長が届かない場合もあるでしょうから、そこは親が助力するといいでしょう。
室内干しであれば踏み台などを使ってもいいかもしれません。
料理の食材をちぎる作業
指先を使って「ちぎる」という動作も、手先の成長には大切な作業です。
ちぎる動作でできる料理のお手伝いは、3歳頃には良い刺激となるでしょう。
レタスやキャベツをちぎる、こんにゃくをちぎる、トマトのヘタと取るなどが挙げられるでしょう。
ちぎる動作は包丁も使わないため、親としても安心して任せられるのではないでしょうか。
いただきますを言う係
3歳頃は食卓に座って食べるのを待てるなど、協調性や落ち着きも芽生え始める時期です。
食卓に座ったらすぐに食べ始めるのではなく、家族がそろうまで少しの時間待つことは、落ち着きを促す機会となるでしょう。
「家族がそろったら『いただきます』を言う係」など目的意識を持つと、待つことも行いやすくなります。
年齢別のお手伝いの一覧