およそ3歳児の会話
3歳児ってどんなことをしゃべるのでしょう?
言葉の発達には個人差がありますのであくまで目安ですが、
イラストで表すとイメージはこのようになります。
3歳児が人の絵を描くと上記のような絵になると考えられます。
そして、3歳児が話す内容や傾向は上記の吹き出しのような内容になると考えられます。
以下、これらの根拠を。
子供の言葉の発達
3歳児のおしゃべりのポイントは「冗長性」です。
「冗長性」とは、状況や文脈に応じるわけでなく、ただダラダラと長く話すことです。
さらに内容としては、
2~3語程度の文章を話せて、動詞や色の名前なども扱えます。
3歳頃は言葉の量が溢れるように増える子も多く、
遊んでいるときに独り言のように絶えず何か言っていることも珍しくありません。
論文などを参考にした詳細な内容は下記にまとめておきます。
子供の絵の発達
ちなみに3歳頃はお絵描きもそれなりに成立しはじめる時期です。
シンプルですが、丸の中に点や線を描き、人の顔のようにすることができはじめます。
お子さんによっては顔から手足が生えたような絵を描くことがあるかもしれませんが、これはまだ絵を描くための想像力が成長途中であるためです。
この「顔から手足が生えたような絵」を俗に「頭足人(とうそくじん)」なんて専門家は言ったりしますが、そのくらい成長途中にはよくあることです。
さらに詳細は下記にまとめておきます。
おわりに
子供の成長には個人差がありますから、あくまで目安程度に活用していただけると幸いです。
3歳になると言葉の量も増え、「うちの子はしっかりしゃべることができてるな」と思う親御さんも多いものです。
そして一人でおもちゃで遊べる時間も増えてきて、ついつい目を離してしまいがちになる時期でもあります。
しかしながら、
3歳で増えた言葉の量に対して質が伴ってくるかは日々のコミュニケーションが大切です。
楽しい言葉のキャッチボールの時間を大切にしていきたいものです。
その他の記事
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧