4歳児の発達

4歳のはさみの練習と発達|子供の手先の器用さ

公開日:2020年10月9日


 
 

4歳児のはさみの使い方

4歳頃はハサミで簡単な形を切り抜けるようになってくる時期です。

これはハサミを直線や曲線に沿ってある程度切ることができることを意味します。

丸や四角など、簡単な形を描いてあげてそれを切り抜いてもらうといいでしょう。

 
 
 

はさみの使用と子供の発達

 
 
 

4歳児のはさみの練習

発達の土台

4歳頃は指先を使った活動に成長が見られる時期です。

洋服のボタンをとめたりはずしたり、お箸を使ったり、粘土遊びをしたりと、こういった活動がさまになってきます。

これに伴いハサミの使用についても、3歳頃は幾分でたらめであった切り方が、次第に線や形に沿って切る様子が垣間見えてきます。

3~4歳頃はハサミだけでなく「のり」も使えるようになってくる時期です。

ハサミやのりを併用して、工作遊びがはかどります。

親子で簡単な工作遊びをすることは、楽しい思い出であるだけでなく子供の発達を促すでしょう。

 
 

教え方

ハサミの刃を開閉し自分で紙を切ることができるようになったら、今度は直線に沿って紙を切ってみましょう。

その後に曲線や図形の切り抜きをやってみます。

形の大きさとしては5cmくらいの円が練習になりますが、難しいようなら最初はもっと大きくても問題ありません。

その子が意欲を持って取り組める内容・レベルに調整してあげましょう。

いきなり難しい物に取り組むのではなく、その子にとってちょうど良い難しさ・簡単さの物にしてあげます。

例えばアンパンマンの顔は丸なので、アンパンマンの顔の絵を描いたり印刷して切る抜く遊びもいいでしょう。

 
 
 

おわりに

子供用のハサミはべたつきにくい加工をしてあるものがおすすめです。

子供は工作の中でハサミを使うことが多いので、セロハンテープやのりで貼った紙を切ることが多いからです。

べたつきや刃こぼれで切れ味が落ちると、無駄に力が必要ですし安全面でも心配です。

できるだけ切れ味がキープできる物を選んだほうが、子供の心理的な負担がなく工作を楽しめるのかなと思います。

 
 

補足

 
 
 

参考資料

『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧

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