4歳というのは保育園・幼稚園において年少さんに相当する時期です。
子供の成長には言葉や運動など様々な面がありますが、手先の器用さの発達もその1つでしょう。
今日は、4歳児の上肢機能の発達を見ていきます。
4歳児の手先の器用さ
はさみやのりなどいろんな道具を目的にそって使えるようになってくるのが4歳頃です。
工作のレパートリーも増え、より一層お子さんの創造性は刺激されていきます。
この時期は図鑑に興味を持つ子もいるかもしれません。
工作に関しても、数日かけて作るような大作に取り組むお子さんも出てくるでしょう。
4歳児の上肢機能の発達
以下、発達の目安になる項目をいくつか具体的に。
はさみで形を切り抜く
紙に書かれた線にそって、はさみで切り抜きます。
はさみで紙を切ること自体は3歳前後でもできないことはありません。
しかし線に沿って目的的にはさみを操作するにはそれなりの上肢機能が必要です。
砂場でトンネル作り
衛生面から砂場のある公園も少なくなってきましたね。
とはいうものの、
砂場などでの造形遊びは子供にとって手先や創造性の刺激になる遊びです。
4歳頃になると、砂場で山を作ってトンネルを通したり、溝を掘って川を作ったりといったこともできてきます。
バウンドしたボールをキャッチする
はずむボールをキャッチするのも4歳頃。
ボールのバウンドの程度を予測して、手を器用に動かします。
ゴムボールなど大きめの取りやすいボールで、弱いバウンドで。
黒板にお絵描き
紙にクレヨンで書く場合と角度が異なりますね。
正面に向かって筆記具をそれなりに動かして、目的的に絵を描く。
黒板へのお絵描きもこの頃から。
まとめ
はさみやのりで工作をする。
砂場でトンネルや川を作る。
4歳児の手先の器用さの発達の特徴は、複合的な創作活動ができはじめるところです。
保育園や幼稚園の活動がより一層楽しくなりそうな時期ですね。
最後になりますが、
子供の発達には個人差があります。
誰しも我が子の成長は気になるところではありますが、その子自身の成長のペースを大切にしてあげましょう。
また、子供の発達をみる場合はその子自身をみることはもちろんですが、客観的なデータを活用することも大切です。
以下、参考程度に。