前回、コミュ症の人が人間関係を充実させるには「可愛く生きる」ことが有効であることを書きました。
前回の記事:コミュ症の処世術「可愛く生きる。ボケ担当でいい」
今回は「可愛く生きる」ための具体的な方法を考えていきます。
他人の間違いを責めてはいけません。
他人の間違いを指摘したり責める行為は「自分は間違いを犯さない」という印象を強めます。
可愛く生きるためには相手に「自分はよく間違っちゃう」という印象を与えないといけません。
相手を非難したり間違いを責める行為は「可愛く生きる」のとは真逆の行為です。
相手の間違いに対しては、共感したり慰めたりその間違いの解決を手伝ったりしましょう。
相手が自分に対して多少失礼なことを言っても大目に見ましょう。
失礼な言動を許してあげることで、相手はあなたに話しかけやすくなります。
人は悪気はなくても時としてつい失礼なことを言ってしまうものです。
そういうときにすぐに怒ったり不機嫌になる人は、次から話しかけづらいものです。
「失礼なことは言ってはいけない」と会話のハードルが上がるのです。
それよりは、「○○さんは優しいから話しやすい」と思ってもらうほうが得です。
相手の言動は大目にみましょう。
けれど、軽んじられてはダメです。
ここは難しいところですね。
具体的な対策としては、
相手の失礼な言動に対してあなたが見過ごせないなら、怒るのではなく素直に傷ついたことを伝えましょう。
いつでもどこでもどんな言動もへらへら許していたら、相手はあなたを軽んじます。
軽んじるられることと可愛く生きることは違います。
対等な人間関係を築くのです。
「わかっている」「知っている」というプライドは捨てましょう。
素直に聞くのです。教えてもらうのです。
教えてもらうことに、自分自身の抵抗をなくすのです。
いろんなことを教えてもらう、話してもらうためにはあなたが「話しやすい人」であることが重要です。
「話しやすい人」であるためには「聞き上手」であることが欠かせません。
「聞き上手」である最初の一歩は、相手の話を否定せずに聞くことです。
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失敗したら、素直に認めましょう。
失敗したら、素直に謝りましょう。
失敗したら、次からのアドバイスをもらいましょう。
失敗したら、素直にアドバイスを実践しましょう。
失敗したら、その後の対応を真剣にしましょう。
そうするこで、あなたの失敗で周りの空気が悪くなることを避けることができます。
失敗しても、それが非難や嘲笑ではなく温かな笑いを作れるのがベストです。
年を重ねると、後輩ができると、時間が経つと、人はついついプライドを持ってしまうものです。
あなたが可愛く生きていても、それで人間関係がうまくいきはじめるとだんだん自信がついてそれがプライドになってしまう場合があります。
「可愛く生きる」こと以上に、「可愛く生き続ける」ことは難しいです。
謙虚さや相手を理解し認める心を持ち続けることは大切です。