その他の社会スキル

【SST】飲食店の滞在時間

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社会で円滑に生きていくためには知的機能や身体的能力だけでなく社会性が必要です。
暗黙のルールを知る、マナーを守る、空気を読む、人の気持ちを察する etc…
これらはソーシャルスキルと呼ばれます。

ソーシャルスキルトレーニング(SST)はアスペルガー症候群やそのほか発達障害、あるいはコミュニケーションが苦手な人にとって有効です。
 
 
 
【お店の雰囲気】
お店にはそれぞれの雰囲気があります。

お店の雰囲気に合った行動ができる人は、食事に誘われる機会に恵まれます。
反対にお店の雰囲気に合った行動ができない人は周りから「恥ずかしい人」と見られます。

 
 
 
【飲食店の滞在時間】
お店にはそれぞれ適した滞在時間があります。
それぞれのお店に合った滞在時間で過ごすことが大切です。
お店の滞在時間について考えていきましょう。
 
 
☑ラーメン屋
お店の滞在時間が短いジャンルのひとつです。

ラーメンはそもそも長く放置すると麺が伸びてしまうという性質があるので、「さっと食べる」ことになります。

ラーメン屋は人と会話を楽しみながら長々居る場所ではありません。
さっと食べてさっと店を出る。

長くても1時間以内で済ませるのが一般的です。
 
 
☑牛丼屋
牛丼屋も基本は滞在時間は短いです。
しかしながら牛丼屋の場合はお店の状況にもよります。

カウンター席だけでなくボックス席が多めに配置されたり、
ファミリー向けにメニューが豊富な場合は多少の長居は許容範囲かもしれません。
「すき家」などがこれに該当するかもしれません。

滞在時間は1時間前後くらいが目安でしょうか。
 
 
☑ファミレス
ファミレスはある程度は長居が許される場所でしょう。
さっと出てもいいし、2時間前後居ても不自然じゃありません。

ただし気をつけることがあります。

一つは混雑しているときは長居しない。
長時間居てもいいのは席が開いていることが前提です。
待っている人がいるのに自分たちで席をいつまでも使うのはマナー違反です。

二つ目が長居するならそれなりに注文する。
飲み物一杯で2時間も3時間もいるべきではありません。
ファミレスは本来食事をするところです。
会話をゆっくりやってもいいですが、そういうときはそれなりに注文してお店の利益を考えてあげましょう。
食事をした後、長引きそうなら追加でデザートを頼むなどです。
 
 
☑スタバ
スターバックスも長居が可能な飲食店です。
パソコンを使って仕事をしている人も見かけますね。

ただしスタバも同様に混雑時は長居せず席を空けてあげましょう。

ファミレスと違ってスタバやドトール、タリーズなど飲み物がメインの飲食店は客単価がそこまで高くありません。

お店が空いていることが前提で、
飲み物1杯なら1時間前後。
飲み物+食べ物もしっかりめに頼んで2時間前後にとどめておいた方がいいでしょう。
もちろん30分前後でお店を出るのも不自然じゃありません。
 
 
☑レストラン
レストランと言ってもいろいろありますが、
例えば料理が前菜から順番に運ばれるような場所としましょう。

こういうお店では逆に早くお店を出ることが好ましくありません。
ある程度ゆとりを持った時間を過ごすことが必要です。

2~3時間が必要なこともあります。
 
 
☑居酒屋
居酒屋は飲み会の場合は「2時間飲み放題」などはその時間に準じます。
そうでない場合もある程度ゆっくり過ごしていい場所です。

2時間前後はOKでしょう。
ただし長居しすぎて閉店時間を過ぎないように注意。
閉店時間より少し前くらいで出る方がいいでしょう。
 
 
 
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