会話術

良い「聞き手」に必須な「7つの相槌」

公開日:2017年7月21日

人とうまくコミュニケーションをとったり、会話を弾ませるためには、上手な「話し手」になるより良い「聞き手」になるほうが近道です。

人は誰しも自分が話したいし、話を聞いてほしいものです。
上手に話を聞けることは、相手を満足させ、結果あなたを魅力的にしてくれます。

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良い聞き手になるためのテクニックとして、相槌のレパートリーを持つことが重要です。

黙って話を聞いていても相手は「聞いてもらった」とは思ってくれません。
のれんに腕押しじゃあ意味ないのです。

今日は聞き手になったときに役立つ7種類の相槌をとりあげます。
 
 
 

「うんうん」(展開を待ってる系)

 
「うんうん」
「へえ」
「そうなんだ」

など、あくまでこっちが黙っている状況を回避するためだけの相槌です。
そのため特に感情がこもっているわけではありません。

相手の話が事務的な連絡なのか、愚痴なのか、楽しい話なのか、腹が立った話なのか、話の方向性がわからない段階ではこの感情がない相槌で相手の出方をうかがいます。

ここから話の方向性をつかめた時点でそれに合わせた感情をのせた相槌をうっていきます。

 
 
 

「それでそれで?」(促し系)

 
「それでそれで?」
「どうなったの?」
「うんうん(感情をのせて)」

相手の話の方向性がわかってきたら、
自分が相手の話に興味を持っている雰囲気を出して
感情をのせた相槌をうっていきます。

相手の話が気になり、続きを促すような相槌です。

相手の話の方向性に合わせて感情をのせていきます。
深刻な話なら心配そうに、
おもしろい話なら楽しそうに、
知的な話なら興味深そうに、
といった具合です。
 
 
 

「そうそう」(共感系)

 
「それそれ」
「ほんとそう」
「わかるわかる」

共感系の相槌もよく使う相槌の一つです。

相手の話、相手の感情に共感します。
 
 
 

「ほんとにー!?」(驚き系)

 
「知らなかった~」
「そうなんだあ」
「マジで!?」

相手の話に対して驚く系の相槌です。
聞き手のリアクションがいいと人はうれしいものです。

気をつける点は、オーバーリアクションにならないように。

わざとらしかったり、内容に合ってない驚きは、
ただの「めんどくさい人」になってしまいます。

場の状況にもよります。
大きい声を出す場面でないときは気を付けないといけません。

あくまで相手の話に対して適切に驚くこと。
やみくもにびっくりすればいいというわけではないのです。
 
 
 

「○○さんが正しいと思う」(肩を持つ系)

 
「○○さんの言う通りだと思う」
「○○さんの感覚は間違ってないよ」
「私もそう思う」

肩を持つ系の相槌も時として必要です。

肩を持つ系の相槌は共感系の相槌と似ています。
しかし肩を持つ系はより「あなたと同じ、あなたの味方」感が強いです。

具体的には、例えば
「私、○○さん嫌いなんだよねえ」に対し、

「そっかあ、○○さん嫌いなんだねえ」(共感系)
「私も○○さん嫌いなんだよねえ」(肩を持つ系)

のようになります。

肩を持つ系の相槌は、
「(あなた)さんも○○さんのこと嫌いって言ってたよ」
など肩を持ったことが露呈して人間関係のトラブルになる危険性あります。

共感系の相槌と違って肩を持つ系の相槌は多用厳禁です。
本当に自分もそう思うときだけ使うようにしましょう。
 
 
 

「そんなことないよ~」(あえて否定系)

 
「大丈夫だよ」
「それは違うよ」
「そうじゃないよ」

良い聞き手は基本的には相手の話を肯定し共感します。

しかし時として相手を否定しないといけないことがあります。
それは相手が否定を求めているときです。

相手「私ってほんと何をやってもダメで・・・」
あなた「そうなの?でもこの前の企画の書類はとってもわかりやすかったよ」

自分を貶めて話す人に対して否定系の相槌は比較的用います。
 
 
 

「なるほどー!」(勉強になった系)

 
「知らなかったー」
「その発想はなかった!」
「なるほど!」

驚き系の相槌とやや似ていますが、
相手が知的な話をしたり個人的な見解を言った場合は「勉強になった系」の相槌が効果的です。

年上からアドバイスをもらうときなどに比較的よく使うでしょう。

また年下の話を聞くときも、勉強になった系の相槌を使うと謙虚さが伝わりやすいです。
年下の相手もあなたに対して話しやすい印象を持つでしょう。

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