お遊戯は何歳から?
子供が人前で歌ったり踊ったりする、いわゆるお遊戯ができるのは何歳頃からなのでしょうか。
個人差は当然ありますが、
お遊戯ができるのは4~5歳頃が目安となります。
解説
お遊戯ができる年齢
子供の発達を見る検査に、ポーテージ早期教育プログラムというものがあります。
子供の発達の目標を年齢別・段階別に見ることができる評価・訓練方法の1つです。
上記によると、人前で歌ったり踊ったりすることはおよそ4~5歳頃の発達と位置付けられています。
お遊戯の大切さ
歌って踊るなどのお遊戯は、リズム感や運動の側面だけでなく集団行動におけるコミュニケーションの発達として重要な要素と言えます。
先生や友達と一緒に身体を動かすお遊戯・遊びは、他者と協調したり動作を模倣する相互的な活動の1つです。
子供達の中には、そわそわしたりすぐに走り去ってしまったり、いわゆる「落ち着きない子」が時折います。
そのような子達は多くの場合、音楽に合わせて身体を止めたり、先生の声掛けで行動を切り替えたりといった外部の刺激に応じて自分をコントロールすることが苦手です。
お遊戯はこのような自分自身の動と静のメリハリ・コントロールを促してくれるでしょう。
非認知能力の大切さ
このように自分を自分でコントロールできる力は非認知能力の1つと考えられます。
自分を自分でコントロールする力、つまりセルフコントロールは勉強だけでなく遊びの中に取り入れると有意義です。
例えば音楽に合わせて特定の動作を行う。
みんなで声を合わせて歌う。
昔からある「だるまさんがころんだ」などもセルフコントロールを促す遊びと言えるでしょう。
セルフコントロールは大人が「静かにしなさい」「切り替えなさい」とただ叱る・言い聞かせるだけでは難しいものです。
遊びの中で取り入れ、ゲーム感覚でその子が主体的に行い、それをきちんと大人が褒めてあげる。
こういった楽しさと自信による良い循環の中で促されていくでしょう。