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療育の先生と合わないとき
発達障害児の療育において、「先生と合わない」という状況は時折発生します。
保育園や幼稚園と異なり、マンツーマンでの指導が多い療育は、互いの相性やその影響がより出やすいです。
「先生と合わない」という状況は子供と先生が合わない状況と、親と先生が合わない状況の2つがあると思います。
これらが組み合わさるので状況としては、
- 親も子供も先生と合わない
- 親は先生のことが好きだが子供と先生が合わない
- 子供は先生が好きだが親と先生が合わない
といったケースが考えられます。
「先生と合わない」様々なケース
親も子供も先生と合わない
親も子供の先生と相性が悪いのは最もストレスになるケースですね。
場合によっては療育に足を運ぶこと自体がストレスになってしまいます。
どうしてもストレスになる・我慢できない場合は担当や療育施設を変えることになると思います。
ただし療育において親子で先生と相性が悪い場合、その先生と人間として合わないのか、やっている療育の内容が合わないのかは見極める必要があります。
あくまで人としてその先生と合わない場合は、先生を変えてもらうことで解消するかもしれません。
しかし療育内容が合わない場合、仮にその療育内容が施設全体で決まっているカリキュラムであれば、先生をいくら変えても解決はしないでしょう。この場合は療育を受ける施設自体を変えることが必要になってきます。
親は先生のことが好きだが子供と先生が合わない
親自身は先生の人柄や療育方針を信頼しているけれど、子供が先生を嫌いな場合もあります。
子供がそわそわしてしまう、子供が療育に行きたくないと言う、療育中に泣いてばかりいるなどです。
この場合は、子供が本当に「その先生にだけ」そわそわするのかをまず見極める必要があります。
どの先生でもそわそわしてしまうのであれば先生を変えても解決には至らないでしょう。
また、療育に付き添うのは親であり、家で療育の知識を活かすのも親です。
親は先生のことが好きだが子供が先生と相性が悪い場合、親がどれだけ「この子にこの療育が必要」と思えるかも担当を変更するか否かの大事な要素となるでしょう。
親が本当に必要と思えるのであれば、多少踏ん張って療育に足を運んでもいいかもしれません。
要はあとから後悔しない選択をできるかどうかです。
子供は先生が好きだが親と先生が合わない
子供は差し支えないが親自身が先生と相性の悪さを感じる場合は地味にストレスになります。
こういったケースは療育の内容というよりは先生の人間性、親と先生の価値観の相違が背景にあることが多いです。
療育の方針なら話し合いで変えることはできなくもないですが、先生の価値観や性格を変えることはなかなか厳しいものです。
療育の先生も様々で、(親に対して)優しい先生もいれば手厳しい先生もいます。
これは一期一会です。どうしてもストレスになる場合は、担当変更も視野に入れていいでしょう。